くすりのしおり

内服剤
2013年5月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ノウリアスト錠20mg
 主成分:
イストラデフィリン(Istradefylline)
 剤形:
黄褐色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.3mm
 シート記載:
KH131 ノウリアスト 20mg

この薬の作用と効果について

脳内のアデノシンという神経伝達物質の作用を弱めることで、併用している他のパーキンソン病薬の長期間使用により効き目が弱くなった(パーキンソン症状が現れた)状態〔ウェアリングオフ現象〕を改善します。
通常、レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現象の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、レボドパ含有製剤と併用し、成人は1回1錠(主成分として20mg)を1日1回服用しますが症状により1回2錠(40mg)まで増量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時すぐに1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い時は忘れた分をとばして、次回から指示通りに服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 前兆のない突発的な睡眠や傾眠(眠気でぼんやりする)、起立性低血圧(立ちくらみ)、めまい、意識消失、失神が現れることがありますので、自動車の運転や機械の操作、高所作業など危険を伴う作業はしないでください。
  • 息切れ、呼吸困難、痰を伴わない乾いた咳があらわれた時は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 喫煙により薬の作用が弱くなることがありますので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、ジスキネジー(持続的な不随意運動)、便秘、幻視・幻覚(実際にないものが見えたり聞こえたりするように感じる)、傾眠、吐き気、体重減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 実際にない物が見えたり聞こえたりするように感じる、根拠のない思い込み[幻視、幻覚、幻聴、体感幻覚、妄想、被害妄想]
  • 意識が乱れる[せん妄]
  • 漠然とした恐れを感じる[不安障害]
  • やる気がおきない、気分が落ち込む、不眠[うつの悪化・抑うつ]
  • 気分が高ぶる、興奮、感情が激しくたかぶった状態[躁病、激越]
  • 欲望・欲求が抑えられない[衝動制御障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。