くすりのしおり

注射剤
2016年11月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ゾメタ点滴静注4mg/100mL[高カルシウム血症]
 主成分:
ゾレドロン酸水和物(Zoledronic acid hydrate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

血液の中のカルシウムの値を下げる作用があります。
通常、悪性腫瘍による高カルシウム血症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓が悪い。最近、抜歯などの歯科治療を受けたことがある。または治療の予定がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、点滴で静脈内に注射します。
  • 次回の注射が必要な場合には、少なくとも一週間の間隔をおきます。
  • 効果をみながら注射する回数を決めていきます。具体的な注射回数については、医師にお聞きください。

生活上の注意

  • この薬を含むビスホスホネート系薬剤を使用している人に、あごの骨の壊死、あごの骨の骨髄炎がおこることがあります。これらの多くが抜歯などの歯の治療に関連してあらわれているので、次の点について注意をしてください。
    −医師、薬剤師と相談の上、必要に応じてこの薬を使い始める前に歯科検診を受け、できるかぎり抜歯などの治療は、この薬の治療を始める前に済ませてください。
    −この薬を注射している間は、口腔内を清潔に保ってください。
    −定期的な歯科検診を受けてください。
    −歯科治療を受ける場合には、この薬を注射していることを歯科医師にお伝えください。
    −抜歯などの治療はできるだけ避けてください。
    −歯やあごなどの異常(あごの痛み、歯のゆるみ、歯ぐきの腫れなど)が見られた場合には、ただちに歯科または口腔外科を受診してください。
  • ビスホスホネート系薬剤を使用している人に、外耳道の骨の壊死があらわれることがあります。これらは耳の感染や傷に関連してあらわれた人もいることから、外耳炎、耳から液体が流れ出る(耳だれ)、耳の痛みなどの症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発熱、吐き気、けん怠感、頭痛、骨痛、関節痛、紅斑性皮疹(赤い発疹)、斑状皮疹(赤い発疹)、血管神経性浮腫(まぶたや口唇の腫れ、息苦しい、蕁麻疹など)、蕁麻疹、紅斑、水疱、皮疹、湿疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿の量が少なくなる、むくみ、のどが渇く、手の震え[急性腎不全、間質性腎炎、ファンコニー症候群]
  • 全身のむくみ、呼吸しにくい、横になるより座っている時の方が呼吸が楽になる[うっ血性心不全(浮腫、呼吸困難、肺水腫)]
  • けいれん、筋肉の脱力感、しびれ、場所・時間・名前がわからない、動悸[低カルシウム血症]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • あご・歯が痛い、うみがたまる、抜歯後のあとが治りにくい[顎骨壊死・顎骨骨髄炎]
  • 外耳炎、耳から液体が流れ出る(耳だれ)、耳の痛み[外耳道骨壊死]
  • 太ももや太ももの付け根などの痛み[大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。