くすりのしおり

注射剤
2015年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ナベルビン注40
 主成分:
ビノレルビン酒石酸塩(Vinorelbine ditartrate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

細胞分裂に重要な微小管の働きを止めることにより、抗腫瘍効果を示します。
通常、非小細胞肺癌、手術不能または再発乳癌の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄機能の低下、感染症、肝障害、間質性肺炎または肺線維症の既往歴、神経・筋疾患または既往歴、虚血性心疾患またはその既往歴、便秘傾向がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 非小細胞肺癌:通常、成人は1週間に1回静脈内に注射します。
    手術不能または再発乳癌:通常、1週間に1回、2週間連続で静脈内に注射し、3週目は休薬します。
    いずれの場合も、注射の間隔は一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なりますので、具体的な使用期間については、医師に確認してください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、骨髄抑制、食欲不振、全身倦怠感、脱毛、吐き気、発熱、嘔吐、静脈炎、口内炎、便秘、下痢、知覚異常・腱反射減弱、アレルギー様症状などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • からだがだるい、あおあざができる、めまい[骨髄機能抑制(白血球減少、貧血、血小板減少など)]
  • 発熱、頭痛、息苦しい[間質性肺炎、肺水腫]
  • 息がぜいぜいする、息をするとヒューヒューと音がする、突然の息切れ[気管支痙攣]
  • 激しい腹痛、腹がはる、便がでない[麻痺性イレウス]
  • からだがだるい、息苦しい、胸がしめつけられる感じ[心不全、心筋梗塞、狭心症]
  • 発疹、息苦しい、血圧低下[ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、咳、胸の痛み、息苦しい[肺塞栓症]
  • けいれん、意識の低下、食欲不振[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • からだがむくむ、疲れやすい、尿が出にくい[急性腎不全]
  • 急に激しく腰や背中が痛む、発熱、吐き気や嘔吐[急性膵炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。