くすりのしおり

内服剤
2014年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
パロキセチン錠5mg「DK」
 主成分:
パロキセチン塩酸塩水和物(Paroxetine hydrochloride hydrate)
 剤形:
白色の割線入錠剤、直径6.6mm、厚さ3.8mm
 シート記載:
パロキセチン錠5mg「DK」、パロキセチン、5、5mg、HS5、PAROXETINE 5mg "DK"、パロキセチン5mg「DK」

この薬の作用と効果について

脳内の伝達物質(セロトニン)に作用し、抗うつ作用や抗不安作用を示し、憂うつな気持ち、不安、いらいら感、やる気がなくなる、食欲不振、不眠、突然の激しい不安、強迫観念などの症状を改善します。
通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • うつ病・うつ状態:通常、成人は1回4〜8錠(パロキセチンとして20〜40mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2〜4錠(10〜20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠(10mg)/日ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
    パニック障害:通常、成人は1回6錠(パロキセチンとして30mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2錠(10mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠(10mg)/日ずつ増量されますが、症状により1日6錠(30mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
    強迫性障害:通常、成人は1回8錠(パロキセチンとして40mg)を1日1回夕食後に服用します。1回4錠(20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠(10mg)/日ずつ増量されますが、症状により1日10錠(50mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
    社会不安障害:通常、成人は1回4錠(パロキセチンとして20mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2錠(10mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠(10mg)/日ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
    外傷後ストレス障害:通常、成人は1回4錠(パロキセチンとして20mg)を1日1回夕食後に服用します。1回2〜4錠(10〜20mg)から服用を始め、原則として1週ごとに2錠(10mg)/日ずつ増量されますが、症状により1日8錠(40mg)を超えない範囲で適宜増減されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどが現れることがありますので、車の運転や危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。
  • アルコールは薬の作用を強めるおそれがありますので、服用中は飲酒を避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は薬の作用を強めるおそれがあるので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、眠気、口渇、めまい、便秘、頭痛、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、興奮、手足の震え[セロトニン症候群]
  • 筋肉のこわばり、発汗、急激な発熱[悪性症候群]
  • 考えがまとまらない、現実には存在しない物が見える、意識が薄れる[錯乱、幻覚、せん妄、痙攣]
  • 全身けん怠感、意識の低下、痙攣[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • 全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。