くすりのしおり

注射剤
2018年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ポテリジオ点滴静注20mg
 主成分:
モガムリズマブ(遺伝子組換え)(Mogamulizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞の表面にあらわれるCCR4というたんぱく質に作用し、がん細胞を選択的に傷害することにより抗腫瘍効果を示します。
通常、CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫、再発または難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫や再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている。心機能障害がある、または過去に心機能障害があったことがある。重篤な骨髄機能低下がある。肝炎ウイルス、結核などの感染症にかかっている、または過去にかかったことがある。
  • 妊娠中または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫、再発または難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫:通常、成人は、1〜2週間間隔で8回点滴で静脈内に注射します(点滴時間は1回2時間です)。
    再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫:通常、成人は、1週間間隔で5回点滴で、その後は2週間間隔の点滴で静脈内に注射します(点滴時間は1回2時間です)。
    いずれの場合も注射の間隔は一緒に使用する他の薬や、身体の状態などによって異なりますので、具体的な使用期間については、医師に確認してください。
  • この薬を点滴する前に、アレルギーやアナフィラキシーのような症状を予防するための薬を使用します。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、インフュージョン リアクション、発熱、寒気、発疹、脈拍数の増加、吐き気、血圧上昇、低酸素症、かゆみ、鼻咽頭炎、薬疹、疲労、下痢、貧血、脱毛症、食欲減退、体重減少、便秘、口内炎、嘔吐、けん怠感、頭痛、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、さむけ、動悸、めまい、嘔吐[インフュージョン リアクション]
  • 中央にむくみを伴った赤い斑点、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ、唇や口内のただれ、発熱[重度の皮膚障害]
  • かぜのような症状、からだがだるい、発熱[感染症]
  • からだがだるい、白目や皮膚が黄色くなる、吐き気、考えがまとまらない[B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎、肝炎、肝機能障害]
  • 意識の低下、尿量が減る、息苦しい[腫瘍崩壊症候群]
  • 発熱、のどの痛み[重度の血液毒性:白血球減少]
  • 鼻血、あおあざができる、出血が止まりにくい[重度の血液毒性:血小板減少]
  • からだがだるい、階段や坂を上る時の動悸や息切れ、頭が重い感じ[重度の血液毒性:貧血]
  • から咳、息苦しい、発熱[間質性肺疾患]
  • からだがだるい、脱力感[高血糖]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。