くすりのしおり

内服剤
2012年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
グルベス配合錠
 主成分:
ミチグリニドカルシウム水和物
ボグリボース(Mitiglinide calcium hydrate
Voglibose)
 剤形:
淡赤白色の錠剤、長径10.0mm、短径5.0mm、厚さ3.0mm
 シート記載:
グルベス配合錠 糖尿病用薬 MV 食直前に服用 GLUBES

この薬の作用と効果について

インスリンの分泌をうながしたり、炭水化物をブドウ糖に分解する酵素のα-グルコシダーゼを阻害し小腸からのブドウ糖の吸収を遅らせることで、食後の血糖の上昇(食後高血糖)を抑え、血糖値を改善します。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷、肝機能障害、腎機能障害、心臓疾患、開腹手術をしたことがある、腸閉塞の既往、ロエムヘルド症候群、腸の疾患、脳下垂体機能不全、副腎機能不全、胃腸障害、栄養不良、飢餓、衰弱状態、激しい筋肉運動、アルコール摂取者
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠を1日3回毎食直前(5分以内)に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、食事を始めていたら、その回の服用は避けて次の食直前に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖によりめまい、ふらつきなどが現れることがありますので、高所作業や車の運転など危険を伴う作業には、十分注意してください。
  • 低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなく、ブドウ糖、または十分量のブドウ糖を含む清涼飲料水などを摂取してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、低血糖症状、腹部膨満、しびれ感、腹痛、放屁増加、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 胸が圧迫されたり締め付けられるように痛い、冷汗[心筋梗塞]
  • めまい、異常な空腹感、手足が震える[低血糖]
  • 腹部膨満、鼓腸、放屁が増加する[腸閉塞]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 便秘、意識がうすれる、判断力が低下する[肝硬変患者での高アンモニア血症の増悪による意識障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。