くすりのしおり

内服剤
2015年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
レミニール錠4mg
 主成分:
ガランタミン臭化水素酸塩(Galantamine hydrobromide)
 剤形:
微黄色の錠剤、直径7mm、厚さ2.9mm
 シート記載:
(表)レミニールOD4mg、JP110、(裏)ReminylOD 4mg、レミニールOD4mg

この薬の作用と効果について

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えてその減少を防ぎ、また神経の情報伝達を促進することで、記憶障害(物忘れ)、見当識障害(時間や場所の認識の問題)、判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。洞不全症候群、洞房ブロック・房室ブロックなどの心疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往歴、消化管閉塞、下部尿路閉塞、パーキンソン病、パーキンソン症候群がある。消化管や膀胱の手術直後である。てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。気管支喘息または閉塞性肺疾患の既往歴がある。肝障害、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(ガランタミンとして4mg)を1日2回服用させることから開始し、4週間後から1回2錠(8mg)を1日2回に増量されます。なお、症状に応じて1回3錠(12mg)を1日2回まで増量されますが、増量される場合は変更前の用量で4週間以上服用させた後に増量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 副作用を軽減するため、なるべく食後に服用させてください。
  • 飲ませ忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲ませてください。ただし、飲ませるべき時間から数時間経過していたら、1回分を飛ばし、次から規則的に飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
  • 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。

生活上の注意

  • アルツハイマー型認知症患者では運転能力や機械操作能力が徐々に低下し、また、本剤の使用によりめまい、眠気が起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意してください。
  • 体重減少が認められることがありますので、体重の変化に注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、食欲減退、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 気を失う、息切れ、めまい[失神、徐脈、心ブロック、QT延長]
  • 熱が出る、皮膚の赤い発疹、水疱が化膿してうみをもった小さい発疹[急性汎発性発疹性膿疱症]
  • 食欲不振、体がだるい、吐き気[肝炎]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。