くすりのしおり

内服剤
2018年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
トピナ錠25mg
 主成分:
トピラマート(Topiramate)
 剤形:
白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ2.8mm
 シート記載:
KH115 トピナ25mg

この薬の作用と効果について

脳内の神経の過剰な興奮をしずめて、てんかんの発作をおさえます。
通常、他の抗てんかん薬と併用して、てんかんの部分発作の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、腎障害、肝障害、うつ病、結石を生じやすい。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 成人:通常、1回2錠(主成分として50mg)を1日1〜2回の服用から開始します。以後、1週間以上継続してから少しずつ増量し、維持量として1回4〜8錠(100〜200mg)を1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1日の最高用量は24錠(600mg)までです。
    小児:通常、2歳以上の小児は、1日主成分として体重1kgあたり1mgの服用から開始し、2週間以上継続してから、1日主成分として体重1kgあたり2mgに増量します。以後、2週間以上継続してから、1日主成分として体重1kgあたり2mg以下ずつ増量し、維持量として1日主成分として体重1kgあたり6mgを服用します。症状により適宜増減されますが、1日の最高用量は主成分として体重1kgあたり9mgまたは24錠(600mg)のいずれか少ない服用量までとします。なお、いずれも1日2回に分けて服用します。
    成人、小児とも必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 他の抗てんかん薬と一緒に使用されます。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分をできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は飲まないで、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気やふらつきなどがあらわれることがありますので、自動車の運転や危険な作業は避けてください。
  • 結石を生じやすい体質の方は十分に水分をとってください。
  • 汗が出にくくなることがあり、特に夏季に体温が上昇することがありますので、気温が高くなる場所はできるだけ避けてください。あらかじめ水分を補給することにより症状が緩和される場合があります。
  • 体重減少を来すことがありますので、徴候があらわれた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含有する食品は、薬の血中濃度を低下させるおそれがありますので避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、成人では、傾眠、体重減少、浮動性めまい、無食欲、大食症候群、食欲減退などが、小児では、傾眠、乏汗症、食欲減退、発汗障害、体重減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 視力の急激な低下、眼痛、吐き気[続発性閉塞隅角緑内障およびそれに伴う急性近視]
  • 腰・背中・脇腹の痛み、腹部痛、血尿[腎・尿路結石]
  • 過呼吸、意識がうすれる、動悸[代謝性アシドーシス]
  • 発汗減少、発熱、体がほてる[乏汗症およびそれに伴う高熱]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。