くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベプシドカプセル25mg
 主成分:
エトポシド(Etoposide)
 剤形:
薄いだいだい色のカプセル剤、4号カプセル、長径14.5mm、短径5.3mm
 シート記載:
(表)VEPESID25mg BMS304 (裏)ベプシド25mg

この薬の作用と効果について

細胞分裂時のDNA(デオキシリボ核酸)の分裂に関与する酵素を阻害し、がん細胞の殺細胞効果を示します。通常、肺小細胞癌、悪性リンパ腫、子宮頸癌またはがん化学療法後に増悪した卵巣癌の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、出血傾向、感染症、水痘がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 肺小細胞癌:通常、成人は、1日7〜8カプセル(主成分として175〜200mg)を5日間連続で服用し、3週間休薬します。
    悪性リンパ腫
    :状態に応じてA法またはB法が選択されます。(A法)通常、成人は、1日7〜8カプセル(主成分として175〜200mg)を5日間連続で服用し、3週間休薬します。(B法)通常、成人は、1日2カプセル(50mg)を21日間連続で服用し、1〜2週間休薬します。
    子宮頸癌
    :通常、成人は、1日2カプセル(主成分として50mg)を21日間連続で服用し、1〜2週間休薬します。
    がん化学療法後に増悪した卵巣癌:通常、成人は1日50mg/m2を21日間連続で服用し、1週間休薬します。
    いずれも、上記を1クールとして服用を繰り返します。治療を受ける疾患や年齢・症状により肺小細胞癌・悪性リンパ腫は適宜増減、子宮頸癌・がん化学療法後に増悪した卵巣癌は適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、すぐに服用せずに、次回の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 効果や副作用を確かめるために必ず定期的な受診を受けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、脱毛、食欲不振、吐き気・嘔吐、倦怠感、口内炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血、発熱、出血傾向[骨髄抑制]
  • 発熱、咳、息苦しさ[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保存してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。