くすりのしおり

外用剤
2011年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
デスモプレシン点鼻液0.01%協和
 主成分:
デスモプレシン酢酸塩水和物(Desmopressin acetate hydrate)
 剤形:
無色透明の点鼻液剤
 シート記載:
(ラベルの記載)KH404、デスモプレシン点鼻液協和

この薬の作用と効果について

脳の下垂体から分泌されて、尿量を調節する抗利尿ホルモン「バソプレシン」と同じような働きを持ちます。腎の尿細管における水の再吸収を促して尿を濃縮し、バソプレシン不足により大量の尿が出るのを防ぐ点鼻薬です。
通常、中枢性尿崩症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血圧、冠動脈血栓症、狭心症、下垂体前葉不全、鼻疾患(以前かかった人を含む)がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、小児は1回0.025〜0.05mL(主成分として2.5〜5μg)を、成人は1回0.05〜0.1mL(主成分として5〜10μg)を1日1〜2回付属のチューブを使って鼻腔内に投与します。飲水量、尿量、尿比重、尿浸透圧により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 中ぶたを切り取る時は、ハサミなどを使わず、必ず指でひねり取ってください。また、点鼻液を使用する前には吸収を安定させるため鼻をかんでから使用してください。別にお渡しする説明書に従って、早く、確実に使用できるようにしてください。
  • 使い忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く使用してください。1日2回投与の場合は、次の使用まで最低でも6時間程度あけてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用するのを止めないでください。

生活上の注意

  • 水分の摂りすぎには十分に注意してください。
  • 自分で自由に水分を取ることができない乳幼児の場合には激しい脱水症状を引き起こす可能性もありますので、日常から適正な水分量をまもってください。
  • 鼻炎や鼻のけがなどによってこの薬をうまく使用できないような場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、吐き気・嘔吐、浮腫、鼻粘膜刺激、水中毒(低ナトリウム血症)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身がだるい、頭痛、吐き気[水中毒]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、保管してください。容器の先端(チート)に薬液がたまっていないことを確認し、半透明の予備キャップをしっかり閉めてから、茶色の保護キャップをして、凍結を避けて冷蔵庫に立てて保存してください。
  • 携帯する時には、冷蔵庫から出し薬液を室温に戻してから、バッグなどに立てた状態で入れ携帯してください。(ポケットなど、体温が直接伝わるところに入れると薬液がもれることがあります。また室温に戻す時は、最初に容器の先端部分(チート)に薬液がたまっていないことを確認し、予備キャップをはずして室内で20〜30分ほど放置するか、手のひらで1分間ほど握り締めて暖めてください。暖め終わったら、再び予備キャップと茶色の保護キャップをしてください。)
  • 旅行などでこの薬を携行する場合には、高温の場所はさけて、極力温度差の少ない場所に保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。