くすりのしおり

内服剤
2017年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
トレドミン錠15mg
 主成分:
ミルナシプラン塩酸塩(Milnacipran hydrochloride)
 剤形:
淡黄色の錠剤、直径6.1mm、厚み2.5mm
 シート記載:
(表面耳部)トレドミン15(裏面耳部)Toledomin15
(表面本体)トレドミン15(裏面本体)トレドミン、15mg

この薬の作用と効果について

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)で、脳内の神経伝達をスムーズにし、抑うつ気分や不安を和らげます。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。前立腺疾患などで尿が出ない、尿が出にくい、緑内障、眼内圧亢進、心疾患、高血圧、肝障害、腎障害、てんかんなどの痙攣性疾患または既往、躁うつ病、自殺念慮または自殺企図の既往、脳の器質障害、統合失調症の素因、衝動性が高い併存障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は主成分として1日25mgを初期用量とし、1日100mgまで徐々に増量され、2〜3回に分けて食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
    高齢者では1日25mgを初期用量とし、1日60mgまで徐々に増量され、2〜3回に分けて食後に服用します。
    本剤は1錠中に主成分15mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気づいた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服薬予定が近い場合は、その回は飛ばして、次の服薬予定に従ってください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合はすぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。また、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転など危険を伴う機械の操作を行わないでください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、控えてください。
  • 血圧上昇があらわれることがあるので、血圧や脈拍数測定が行われることがあります。特に、高血圧または心臓に障害のある人はこれらの測定が定期的に行われます。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気・嘔吐、眠気、排尿障害(尿が出ない、尿が出にくい)、便秘、腹痛、頭痛、頻脈、口渇、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 強度の筋肉のこわばり、飲み込みにくい、発熱[悪性症候群]
  • 発汗、興奮、不安[セロトニン症候群]
  • 高熱(38℃以上)、紅斑(顔や全身が赤くなる)、眼の充血、口や唇のただれ[皮膚粘膜眼症候群などの重篤な皮膚障害]
  • 食欲不振や吐き気、頭痛、全身倦怠感[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
  • めまい、頭痛、吐き気[高血圧クリーゼ]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温を避けて、湿気により変色することがありますので湿気を防げる容器に保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]患者さんに自殺念慮、攻撃性などの行動の変化やうつ病、うつ状態の悪化があらわれることがありますので、状態の変化について観察し、変化が見られた場合には医師に連絡してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。