くすりのしおり

内服剤
2009年3月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ジヒドロコデインリン酸塩散1%「マルイシ」
 主成分:
ジヒドロコデインリン酸塩(Dihydrocodeine phosphate)
 剤形:
白色〜微黄色の微粒状の散剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

中枢神経に作用して鎮咳・呼吸抑制・鎮痛作用があり、咳や痛みを抑え、また、腸管に作用して下痢を抑えます。
通常、呼吸疾患の鎮咳・鎮静、疼痛時の鎮痛、激しい下痢症状の改善に使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸抑制、気管支喘息発作中、肝障害、心不全、けいれん状態、急性アルコール中毒、出血性大腸炎がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1g(主成分として10mg)、1日3g(30mg)を服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は思い出したときすぐに飲んでください。ただし、次の服用時間まで4時間以上あけるようにしてください。次の服用が近いときは忘れた分は飲まなくても結構です。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいが起こることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の作業などは避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、不整脈、血圧変動、顔面潮紅、眠気、めまい、視調節障害(見えにくい)、発汗、吐き気、嘔吐、便秘、発しん、かゆみ、排尿障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 薬がないといられない、(中止により)手足のふるえ・不眠・不安・けいれん・幻覚[依存性]
  • 息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸[呼吸抑制]
  • 意識が混乱する、考えがまとまらない、幻覚[錯乱]
  • 呼吸困難、チアノーゼ(唇や爪が青くなる)、喘鳴(ヒューヒュー音)[無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫]
  • 吐き気・嘔吐、排便停止、腹痛・腹部膨満感[麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。