くすりのしおり

内服剤
2012年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
硝ビス「ヨシダ」
 主成分:
次硝酸ビスマス(Bismuth subnitrate)
 剤形:
白色の粉末の散剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

ビスマスのたん白結合による収れん作用と、粘膜面・潰瘍面の被覆保護作用があり、また腸内異常発酵によって生じた硫化水素と結合して、その刺激を除いて下痢症に効果を示します。
通常、下痢症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化管通過障害、消化管潰瘍、出血性大腸炎、細菌性下痢、便秘、結腸ろう・回腸ろう・人工肛門造設術を受けた、消化管憩室がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日2gを2〜3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の指示された時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 薬が腸内で黒色の硫化ビスマスになり、便の色が黒くなることがありますが、心配ありません。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、食欲不振、舌や口腔内などの着色(青色または青黒色)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、頭痛、振せん(手足のふるえ)[精神神経系障害]
  • メトヘモグロビン血症、血圧低下、皮膚の紅潮[亜硝酸中毒]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。