くすりのしおり

内服剤
2010年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ダクチラン錠50mg
 主成分:
ピペリドレート塩酸塩(Piperidolate hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径8.2mm、厚さ3.9mm
 シート記載:
(表)ダクチラン錠50mg、KP-123、(裏)DACTIRAN Tab.50mg、ダクチラン錠50mg

この薬の作用と効果について

抗コリン作用があり、自律神経に作用して平滑筋の収縮を抑制することにより、消化管や子宮のけいれん性の痛みを抑えます。
通常、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、腸炎、胆石症、胆のう炎、胆道ジスキネジーにおける痙攣性の痛み、切迫流・早産における諸症状の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、前立腺肥大による排尿障害、心疾患、麻痺性イレウスがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日3〜4錠(主成分として150〜200mg)を3〜4回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 散瞳(瞳孔が開き、見えにくい)、めまいを起こすことがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、散瞳、口渇(のどの渇き)、便秘、排尿障害、動悸、発疹、けん怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • けん怠感、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。