くすりのしおり

内服剤
2016年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エクジェイド懸濁用錠500mg
 主成分:
デフェラシロクス(Deferasirox)
 剤形:
白色〜微黄白色の錠剤、直径20mm、厚さ5.6mm
 シート記載:
エクジェイド500mg、EXJADE、NVR J500

この薬の作用と効果について

体内の過剰にたまった鉄と結合し、体の外に排泄させる鉄キレート剤です。
通常、輸血による慢性鉄過剰症(注射用鉄キレート剤による治療が不適当な場合)の治療に使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、悪性腫瘍、肝機能障害、血小板数50,000/mm3未満
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、主成分として20mg/kgで体重換算した値に一番近い錠剤数を1日1回100mL以上の水に入れ、よくかき混ぜてから空腹時に服用します。必要に応じて適宜増減されますが、1日量30mg/kgを超えてはいけません。本剤は1錠中に主成分を500mg含んでおり、同成分の含有量が異なる錠剤(125mg)と組み合わせて服用することもあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 薬の吸収は食事の影響を受けやすいため、空腹時に服用し、服用後30分間は食事をしないでください。
  • 服用後コップなどの底に薬が残った場合は、水を追加し、よくかき混ぜて完全に飲み切ってください。噛み砕いたり丸ごと飲み込んだりしないでください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに、1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • めまい、視覚・聴力障害があらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械を操作するときは注意してください。
  • 類薬において、500mg以上(経口)のビタミンCとの併用で心機能の低下が認められた報告があります。ビタミンCを含むサプリメントなどの服用については、担当の医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、消化不良、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • じんま疹、呼吸困難、目や口唇周囲の腫れ[ショック・アナフィラキシー]
  • 尿量減少、むくみ、頭痛[急性腎不全、腎尿細管障害]
  • 食欲不振、全身けん怠感、黄疸[肝炎、肝不全]
  • 吐き気、激しい腹痛、黒色便[消化管穿孔、胃潰瘍(多発性潰瘍を含む)、十二指腸潰瘍、胃腸出血]
  • 発熱、皮膚の発疹・水疱、目の充血や唇・口内のあれ[皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 声や音が聞こえにくい、目のかすみ、視力低下[聴力障害(難聴)、水晶体混濁(初期の白内障)、視神経炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。