くすりのしおり

内服剤
2016年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
グリベンクラミド錠1.25mg「EMEC」
 主成分:
グリベンクラミド(Glibenclamide)
 剤形:
白色の錠剤、直径9.5mm、厚さ4.1mm
 シート記載:
(表面)グリベンクラミド1.25mg「EMEC」、1.25mg、EE03
(裏面)Glibenclamide 1.25mg「EMEC」、糖尿病の薬、グリベンクラミド1.25mg「EMEC」、1.25mg

この薬の作用と効果について

すい臓に作用し、インスリン分泌を促進して、血糖(血液中の糖分)を下げます。
通常、インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス状態(深く大きい呼吸、意識がなくなる、手足のふるえ)、糖尿病性の昏睡状態、インスリン依存型糖尿病、肝臓または腎臓の障害、感染症、手術前後、怪我をしている、下痢、嘔吐などの胃腸障害、脳下垂体機能の異常、副腎機能の異常、栄養状態が悪い、飢餓状態、食事が不規則、食事が十分に摂れていない、衰弱状態、激しい筋肉運動をしている、飲酒量が多い。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、1回1〜2錠(主成分として1.25〜2.5mg)を1日1回(朝食前または食後)、または1回0.5〜1錠(0.625〜1.25mg)を1日2回(朝・夕のそれぞれ食前または食後)、に服用します。症状により適宜増量されますが1日最高量は8錠(10mg)です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1回とばして次の指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。(低血糖を起こすことがあります。)
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。低血糖症状があらわれる可能性があります。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 低血糖症状があらわれることがあります。高所作業や自動車などの運転中に低血糖を起こすと事故につながります。特に注意してください。
  • 低血糖症状の一つとして意識障害を起こす可能性もありますので、この薬を飲んでいることを必ずご家族やまわりの方にも知らせてください。
  • 低血糖症状が認められるものの、意識障害がない場合は、通常は砂糖を、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)を併用している場合は、ブドウ糖を飲食してください。意識が薄れてきた場合は、医師に連絡してください。
  • この薬を使用中は、血糖や尿糖などを定期的に検査する必要があります。
  • 不摂生や感染症の合併などにより薬が効かなくなることがあります。医療機関で受けた生活指導はきちんと守りましょう。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、低血糖症状、発疹、光線過敏症、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脱力感、空腹感、冷や汗[低血糖]
  • のどの痛み、発熱、貧血症状(疲れやすい、全身倦怠感、動悸など)[無顆粒球症、溶血性貧血]
  • 全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振[肝炎、肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 光と湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • この薬は水を含むとふわっと崩れる錠剤です。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。