くすりのしおり

内服剤
2011年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
パシーフカプセル30mg
 主成分:
モルヒネ塩酸塩水和物(Morphine hydrochloride hydrate)
 剤形:
淡黄色のカプセル剤、長径11.1mm、短径4.7mm
 シート記載:
(表)851 30mg(裏)パシーフ30 30mg

この薬の作用と効果について

オピオイド系鎮痛作用により中枢神経などに作用し、痛みをおさえます。
通常、中等度から高度な痛みの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある、気管支喘息など呼吸器疾患、肝臓疾患、心臓疾患、腎臓疾患、副腎疾患、甲状腺疾患がある、けいれんをおこしたことがある、急性アルコール中毒である、出血性大腸炎である、細菌性の下痢をしている、代謝性アシドーシスである、薬物依存になったことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1〜4カプセル(主成分として30〜120mg)を1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • カプセルのまま、かまずに服用してください。カプセルの中身をだして砕いたりしないでください。
  • 飲み忘れた場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気・めまいが起こることがあるので、車の運転など危険をともなう機械の操作などは避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、吐き気、嘔吐、便秘、眠気、かゆみ、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 服薬時間ではないのに服薬したくなる、手足の震え、不眠[連用による薬物依存、退薬症状]
  • 息切れ、呼吸の異常、呼吸が苦しい[呼吸抑制]
  • 興奮する、不安になる、考えがまとまらない会話や行動、錯乱、幻覚・妄想が起こる[錯乱、せん妄]
  • 胸を押さえつけられるように感じる、息がつまる、のどが腫れる[無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫]
  • 腹痛、腹部膨満感、発熱、頻脈[イレウス、腸管麻痺、中毒性巨大結腸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。