くすりのしおり

内服剤
2011年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ダイアモックス錠250mg
 主成分:
アセタゾラミド(Acetazolamide)
 剤形:
白色の割線入りの錠剤、直径11.1mm、厚さ4.6mm
 シート記載:
DIAMOX250、DMX250、Sc237、ダイアモックス錠250mg、ダイアモックス、250mg

この薬の作用と効果について

炭酸脱水酵素を阻害することで、血中の酸素量を増やしアシドーシスや睡眠時無呼吸を改善、眼圧低下、てんかんの発作の抑制、尿量を増やしてむくみを緩和、メニエル症候群の改善、月経前緊張症の緩解などの作用を示します。
通常、緑内障、てんかん、肺気腫における呼吸性アシドーシス、心性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、メニエル病およびメニエル症候群、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害・肝機能障害、無尿、腎障害、高クロール血症性アシドーシス、体液中ナトリウム・カリウムが減少、副腎機能不全、アジソン病、緑内障
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 緑内障:通常、成人は1日1〜4錠(主成分として250〜1,000mg)を分けて服用します。
    てんかん
    :通常、成人は1日1〜3錠(主成分として250〜750mg)を分けて服用します。
    肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、心性浮腫、肝性浮腫
    :通常、成人は1日1回1〜2錠(主成分として250〜500mg)を服用します。
    月経前緊張症
    :通常、成人は1日1回0.5〜1.5錠(主成分として125〜375mg)を月経前5〜10日間または症状が発現した日から服用します。
    メニエル病およびメニエル症候群
    :通常、成人は1日1回1〜3錠(主成分として250〜750mg)を服用します。
    睡眠時無呼吸症候群
    :通常、成人は1日1〜2錠(主成分として250〜500mg)を分けて服用します。
    いずれの場合も年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時点で、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • めまい、ふらつきなどが現れることがありますので、車の運転や高いところでの作業、危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、知覚異常(しびれ)、頻尿・多尿、発疹、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身けん怠感、手足の震え、過呼吸(深く大きい呼吸)[代謝性アシドーシス、電解質異常]
  • 顔面蒼白・冷や汗、呼吸困難、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー様症状]
  • 発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状[再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症]
  • 鼻・歯ぐきからの出血、月経血の増加、四肢などの皮下出血[血小板減少性紫斑病]
  • 発熱、粘膜の発赤・びらん、紅斑[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 尿量減少、むくみ、血尿[急性腎不全、腎・尿路結石]
  • 考えがまとまらない、幻覚、筋肉が発作的に収縮する状態[精神錯乱、痙攣]
  • 全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。