くすりのしおり

内服剤
2016年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
マーベロン28
 主成分:
デソゲストレル
エチニルエストラジオール(Desogestrel
Ethinylestradiol)
 剤形:
白色の錠剤、直径5.0mm、厚さ2.9mm、緑色の錠剤、直径5.0mm、厚さ2.8mm(プラセボ錠)
 シート記載:
Marvelon 28、マーベロン28

この薬の作用と効果について

黄体ホルモン様・卵胞ホルモン様物質の合剤で、排卵抑制作用のほかに、子宮内膜変化による着床阻害作用や頸管粘液変化による精子通過阻害作用により、妊娠を防ぎます。
通常、避妊の目的で用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳癌、子宮内膜癌)、子宮頸癌、異常性器出血、血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患または既往歴、喫煙者、片頭痛、心臓弁膜症、糖尿病、血栓ができやすい(家族を含む)、抗リン脂質抗体症候群、手術前4週以内・術後2週以内・産後4週以内、長期間安静状態、肝障害、肝腫瘍、脂質代謝異常、高血圧、耳硬化症、妊娠中に黄疸・持続的なかゆみ・妊娠ヘルペスの既往歴がある、骨成長が終了していない。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、月経の第1日目から白色の錠剤を1日1回1錠ずつ毎日一定の時刻に21日間服用し、続けて緑色の錠剤を1日1回1錠ずつ7日間、計28日間連続して服用します。緑色の錠剤を飲み終わった翌日から、月経の有無にかかわらず、引き続き白色の錠剤から服用し始め、同様の方法で、避妊する期間繰り返し服用します。(錠剤は、最上列左端の白色の錠剤から、錠剤シートの矢印の方向に順に取り出してください。)服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、飲み始めの最初の1週間は他の避妊法を併用してください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、白色の錠剤の飲み忘れが1日であれば、気付いた時点で飲み忘れた1錠を直ちに飲み、さらにその日の分も通常通り飲んでください。2日以上連続して白色の錠剤を飲み忘れた場合は、その時点で飲むのを止めて、次の月経を待って新しいシートから再び飲み始めてください。なお、飲み忘れによって妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を使用してください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 心血管系の副作用の危険性が増大するので、禁煙してください。
  • 飲み始めに不正性器出血がおこることがあります。通常、服用継続中になくなりますが、長期間にわたって出血が続く場合は、医師に相談してください。
  • 激しい下痢や嘔吐が続いた場合は、薬が吸収されにくく、妊娠する可能性が高くなるので、他の避妊法を併用し、医師または薬剤師に相談してください。
  • 妊娠が疑われる場合には使用を中止してください。なお、2周期連続して月経が来なかった場合は妊娠している可能性がありますので、直ちに医師の診察を受けてください。
  • セイヨウオトギリソウを含有する食品はこの薬の効果を弱める可能性がありますので、摂取しないでください。
  • 妊娠を希望する場合は、医師に相談してください。
  • HIV感染(エイズ)および他の性感染症を防止するものではないので、感染防止にはコンドームを使用してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気・嘔吐、乳房痛、頭痛、不正性器出血、倦怠感、下痢、腹痛、月経過多、発疹、浮腫、黄疸、視力障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 足の突然の痛み・腫れ、突然の息切れ、激しい頭痛、舌のもつれ、突然の視力障害[血栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。