くすりのしおり

内服剤
2014年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ワソラン錠40mg
 主成分:
ベラパミル塩酸塩(Verapamil hydrochloride)
 剤形:
黄緑色の錠剤、直径7.2mm、厚さ4.0mm
 シート記載:
(表) ワソラン40mg,E213
(裏) ワソラン,40mg,E213,Vasolan

この薬の作用と効果について

細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを阻止するカルシウム拮抗作用により、心臓の興奮伝導を遅らせ、乱れた脈拍(頻脈性の不整脈)を整える他、冠動脈を広げて心臓への血流を増やし、末梢血管を広げて心臓にかかる負担を軽くして心筋虚血に伴う胸痛などの症状を抑えます。
通常、心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、狭心症、心筋梗塞、その他の虚血性心疾患の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。うっ血性心不全、房室ブロック、洞房ブロック、低血圧、心筋症、弁膜症、高血圧性心疾患、肝不全、腎不全、筋ジストロフィーがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 心房細動・粗動、発作性上室性頻拍:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として40〜80mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
    狭心症、心筋梗塞、その他の虚血性心疾患
    :通常、成人は1回1〜2錠(主成分として40〜80mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
    小児の頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)
    :通常、小児は主成分として1日3〜6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜減量されます。本剤は1錠中主成分として40mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • グレープフルーツジュースはこの薬の作用を強め副作用が起こることがあります。グレープフルーツジュースと同時に、この薬を飲まないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、歯肉肥厚、便秘、頭痛、血圧低下、めまい、吐き気、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、めまい、意識を失う[心不全、洞停止、房室ブロック、徐脈、意識消失]
  • 発熱、広範囲の平らな赤い発疹、目の充血、口内炎[皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑、乾癬型皮疹]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。