くすりのしおり

内服剤
2008年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
パンスポリンT錠100
 主成分:
セフォチアム ヘキセチル塩酸塩(Cefotiam hexetil hydrochloride)
 剤形:
淡黄色のだ円形の錠剤、長径12.1mm、短径7.1mm、厚さ5.7mm
 シート記載:
(表)614 100 (裏)パンスポリンT100  100

この薬の作用と効果について

セフェム系の抗生物質で、細菌の細胞壁の合成を阻害し、殺菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など種々の感染症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹、ショックなどのアレルギー症状が出たことがある。本人または両親や兄弟に気管支喘息や発疹などが出たことがある、腎臓疾患、十分な食事を摂取していない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1〜2錠〔主成分として100〜200mg(力価)〕を1日3回服用します。重症または効果不十分と考えられる場合には、1回2〜4錠〔200〜400mg(力価)〕1日3回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。食道に留まらないように、多めの水で服用してください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで3時間程度あけてください。就寝前に気がついた場合は、服用後しばらくしてから横になってください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 検査に影響を及ぼすことがあるので、臨床検査を受ける場合には、この薬を飲んでいることを医師に伝えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、かゆみ、発熱、貧血、下痢、腹痛、悪心、嘔吐、胸やけ、食欲不振、胃部不快感、胃痛、腹部膨満感、便秘、めまい、頭痛、しびれ、胸痛、倦怠感、顔面等の浮腫、リンパ腺腫脹、関節痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 気分が悪い、発汗、息苦しい、発疹[ショック、アナフィラキシー様症状]
  • 尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[重篤な腎障害]
  • 発熱、のどが痛い、体がだるい、赤褐色の尿[顆粒球減少、溶血性貧血]
  • 腹痛、頻回の下痢、血便[重篤な大腸炎]
  • 発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎、PIE症候群]
  • 発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。