武田薬品工業株式会社
内服剤
2008年3月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
センセファリンシロップ用細粒20%
主成分:
セファレキシン(Cefalexin)
剤形:
うすいだいだい色の用時液状として用いる細粒剤
シート記載:
この薬の作用と効果について
セフェム系の抗生物質で、細菌の細胞壁の合成を阻害し、殺菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など種々の感染症の治療に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹、ショックなどのアレルギー症状が出たことがある。本人または両親や兄弟に気管支喘息や発疹などが出たことがある、腎臓疾患、十分な食事を摂取していない。
妊娠または授乳中
他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
あなたの用法・用量は
(医療担当者記入)
通常、幼少児は体重1kgあたり1日0.125〜0.25g〔主成分として25〜50mg(力価)〕を分けて6時間ごとに服用します。重症の場合などでは1日0.25〜0.5g〔50〜100mg(力価)〕を分けて6時間ごとに服用します。治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで3時間程度あけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、かゆみ、発熱、リンパ腺の腫れ、関節痛、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
気分が悪い、発汗、息苦しい、発疹[ショック、アナフィラキシー様症状]
発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[重篤な腎障害]
発熱、のどが痛い、体がだるい、赤褐色の尿[顆粒球減少、溶血性貧血]
腹痛、頻回の下痢、血便[重篤な大腸炎]
発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎、PIE症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。