くすりのしおり

内服剤
2014年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エブトール250mg錠
 主成分:
エタンブトール塩酸塩(Ethambutol hydrochloride)
 剤形:
淡黄色の錠剤
 シート記載:
エブトール250mg錠、EBUTOL250mgTab、エブトール250、EBUTOL250、KC11、250mg、エタンブトール塩酸塩

この薬の作用と効果について

結核菌、非結核性抗酸菌の核酸合成を阻害し、菌の増殖を抑えます。
通常、肺結核およびその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。視神経炎、糖尿病、アルコール中毒である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 肺結核およびその他の結核症:通常、成人は1日量3〜4錠(主成分として0.75〜1g)を1〜2回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状・体重により適宜減量されます。なお、他の抗結核薬と併用することが望ましいです。
    MAC症を含む非結核性抗酸菌症
    :通常、成人は1日1回2〜3錠(主成分として0.5〜0.75g)を服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状・体重により適宜増減されますが、1日に服用する量は4錠(1g)を超えることはありません。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、1日2回、朝夕服用の場合には、次に飲む時間まで4〜5時間程度あけるようにしてください。次の通常飲む時間まで、あと2〜3時間しかない場合は、1回とばして次の服用時間に1回分を飲んでください。いずれの場合も、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 毎朝、新聞を片眼ずつ一定の距離で読み、視力に異常があれば直ちに医師に申し出てください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、視力障害、四肢のしびれ、発熱、発疹、かゆみ、幻覚、不安、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 視力低下、視野狭窄、色覚異常[視力障害]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[重篤な肝障害]
  • 呼吸困難、冷汗、蕁麻疹など[ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、紅斑、水疱、びらん[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血など[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。