くすりのしおり

外用剤
2011年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
デスモプレシン・スプレー2.5協和
 主成分:
デスモプレシン酢酸塩水和物(Desmopressin acetate hydrate)
 剤形:
点鼻用スプレー剤
 シート記載:
(ラベルの記載)KH407 デスモプレシン・スプレー2.5協和

この薬の作用と効果について

脳の下垂体から分泌されて、尿量を調節する抗利尿ホルモン「バソプレシン」と同じような働きを持ちます。腎の尿細管における水の再吸収を促して尿を濃縮し、バソプレシン不足により大量の尿が出るのを防ぐ点鼻用スプレー剤です。
通常、中枢性尿崩症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血圧、冠動脈血栓症、狭心症、下垂体前葉不全、鼻疾患(以前かかった人を含む)がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、小児は1回1〜2噴霧(主成分として2.5〜5μg)を、成人は1回2〜4噴霧(5〜10μg)を1日1〜2回鼻腔内にスプレーします。飲水量、尿量、尿比重、尿浸透圧により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 初めて使用する場合や1週間以上使用していなかった時は、ポンプを数回(4回程度)押して薬が霧状に出ることを確認してください。使用する前には吸収を安定させるため鼻をかんでから使用してください。使用する時には、ビン内側のチューブの先が薬液の中に入っている状態で一気にスプレーしてください。別にお渡しする説明書に従って、早く、確実に使用できるようにしてください。
  • 使い忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く使用してください。1日2回投与の場合は、次の使用まで最低でも6時間程度あけてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

生活上の注意

  • 水分の摂りすぎには十分に注意してください。
  • 自分で自由に水分を取ることができない乳幼児の場合には激しい脱水症状を引き起こす可能性もありますので、日常から適正な水分量をまもってください。
  • 鼻炎や鼻のけがなどによってこの薬をうまく使用できないような場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、吐き気・嘔吐、浮腫、鼻粘膜刺激、水中毒(低ナトリウム血症)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身がだるい、頭痛、吐き気[水中毒]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、保管してください。凍結を避けて冷蔵庫に立てて保管してください。
  • 携帯する時は、収納ケースに入れ、バッグなどに立てた状態で入れて携帯してください。(ポケットなど、体温が直接伝わるところに入れると薬液がもれることがあります。)
  • 旅行などでこの薬を携行する場合には、高温の場所はさけて、極力温度差の少ない場所に保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。