くすりのしおり

内服剤
2012年2月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ドグマチール錠50mg[中枢神経用剤]
 主成分:
スルピリド(Sulpiride)
 剤形:
白色〜帯黄白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ2.7mm
 シート記載:
(表)ドグマチール50mg、f451、(裏)ドグマチール50mg、50mg、f451、スルピリド(Sulpiride)

この薬の作用と効果について

脳内の伝達物質(ドパミン)に作用することにより、抑うつ気分、不安、緊張、興奮をしずめ、精神状態を安定化します。
通常、うつ病・うつ状態の治療や精神状態の安定化に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)、褐色細胞腫の疑いがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • うつ病・うつ状態:通常、成人は1日3〜6錠(主成分として150〜300mg)を数回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日12錠(600mg)まで増量されることがあります。
    上記以外
    :通常、成人は1日6〜12錠(主成分として300〜600mg)を数回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日24錠(1,200mg)まで増量されることがあります。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけはやく飲んでください。ただし、通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどがあらわれることがあるので、車の運転、高所での作業、危険を伴う機械の操作などはしないでください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれることがあるので、服用中の飲酒はひかえてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、パーキンソン症候群(震え・こわばり・よだれ)、乳汁分泌、女性化乳房、月経異常、睡眠障害、不穏、焦燥感、眠気、脱力感、倦怠感、口渇、発疹、かゆみ、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な発熱、手足の震え、筋肉のこわばり[悪性症候群]
  • けいれん[痙攣]
  • 胸が痛い、動悸、胸部不快感[QT延長、心室頻拍]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • のどの痛み、頭痛、発熱[無顆粒球症、白血球減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。