くすりのしおり

内服剤
2019年4月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
バレリン錠200mg
 主成分:
バルプロ酸ナトリウム(Sodium valproate)
 剤形:
白色の錠剤、直径10.1mm、厚さ5.2mm
 シート記載:
(表)バレリン200mg、バレリン、200mg、P722
(裏)VALERIN200mg、バレリン、200mg

この薬の作用と効果について

中枢神経に作用して脳内のGABA濃度を上昇させ、てんかんの発作をおさえます。また、GABA神経伝達促進作用により、てんかんに伴う気分の不安定を改善し、抑えることのできない興奮状態や行動を抑え、片頭痛発作の発症を抑えます。
通常、各種てんかん、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、そう病・そううつ病のそう状態の治療、片頭痛発作の発症抑制に用いられます。起こってしまった片頭痛発作を改善する薬ではありません。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、尿素サイクル異常症がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • てんかん、躁病および躁うつ病の躁状態:通常、1日2〜6錠(主成分として400〜1,200mg)を2〜3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    片頭痛発作の発症抑制:通常、1日2〜4錠(主成分として400〜800mg)を2〜3回に分けて服用します。
    年齢・症状により適宜増減されますが、1日量は5錠(1,000mg)までとされています。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は忘れた分をとばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、傾眠、吐き気、嘔吐、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身倦怠感、食欲不振、吐き気[重篤な肝障害]
  • 手の羽ばたき振せん(ふるえ)、意識がうすれる、考えがまとまらない[高アンモニア血症を伴う意識障害]
  • 貧血症状、全身倦怠感、頭重[溶血性貧血・赤芽球癆・汎血球減少・血小板減少・顆粒球減少]
  • 激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、発熱[急性膵炎]
  • 発熱、発疹、関節の痛み[間質性腎炎・ファンコニー症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。