くすりのしおり

内服剤
2010年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
マイスリー錠5mg
 主成分:
ゾルピデム酒石酸塩(Zolpidem tartrate)
 剤形:
淡い橙色の片面割線入り錠剤、直径6.6mm、厚さ2.7mm
 シート記載:
(表):マイスリー5mg、(裏):マイスリー5mg、f601、ゾルピデム(Zolpidem)

この薬の作用と効果について

中枢のベンゾジアゼピン受容体に作用し、GABA系の抑制機構を増強して睡眠・鎮静作用を示します。
通常、不眠症(統合失調症や躁うつ病に伴う不眠症を除く)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、重症筋無力症、急性狭隅角緑内障、呼吸機能の低下(肺性心、肺気腫、気管支喘息、脳血管障害の急性期)がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1〜2錠(主成分として5〜10mg)を就寝直前に服用します。なお初めて服用する場合には、1回1錠(5mg)から服用します。年齢や症状・疾患により適宜増減されますが、1回2錠(10mg)を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 服用して就寝後、起床して活動するまで十分な時間がない場合や、睡眠途中に一時的に起床して仕事などを行う可能性がある場合は、健忘があらわれることがあるので、この薬を飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、翌朝おきるまでにかなり時間があれば1回分を飲んでもかまいません。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • この薬を連用している場合は、医師の指示なしに、自分の判断で飲む量を変えたり、飲むのをやめないでください。かえって副作用がでることがあります。

生活上の注意

  • この薬を飲む前後に飲酒をすると、精神機能・知覚・運動機能の低下が増強することがあるので、飲酒はなるべく控えてください。
  • 翌朝以降にも眠気が残ったり、注意力・集中力・反射運動能力等の低下があらわれることがありますので、車の運転、高所での作業、危険を伴う機械の操作などはさけてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、そう痒感、ふらつき、眠気、頭痛、倦怠感、残眠感、悪心などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 薬をやめられない、(減量・中止時に起こる)不安感・眠れない[依存性、離脱症状]
  • 幻覚、意識が薄れる、判断力が低下する[精神症状、意識障害]
  • 入眠前・中途覚醒時の出来事を思い出せない、もうろうとする[一過性前向性健忘、もうろう状態]
  • 呼吸をしにくい[呼吸抑制]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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