くすりのしおり

内服剤
2019年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
タミフルカプセル75[予防用]
 主成分:
オセルタミビルリン酸塩(Oseltamivir phosphate)
 剤形:
淡黄色/明るい灰色のカプセル剤、長径約17.8mm
 シート記載:
タミフル75mg

この薬の作用と効果について

インフルエンザウイルスに感染した細胞からウイルスが遊離するのを阻害することによりウイルスの増殖を抑えます。
通常、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の予防に用いられます。ただしインフルエンザ感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、この薬の使用は、ワクチンによる予防に置き換わるものではありません。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1カプセル(オセルタミビルとして75mg)を1日1回、7〜10日間服用します。
    通常、体重37.5kg以上の小児は1回1カプセル(オセルタミビルとして75mg)を1日1回、10日間服用します。
    必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。飲み続けている期間のみしか効果がありません。また、インフルエンザウイルス感染症でも、発熱、鼻汁、喉の痛み、筋肉痛、頭痛、咳、食欲減退、だるい、さむけがする、下痢といった症状が起こり、副作用との鑑別が難しい場合があります。

生活上の注意

  • この薬を飲んでいてもインフルエンザウイルス感染症にかかる場合があります。外出時のマスクの着用や帰宅時のうがい、手洗い、室内では加湿器を使い適度な湿度を保つことなどの予防対策もしてください。
  • 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無または種類にかかわらず、インフルエンザにかかった時は、異常行動を発現した例が報告されています。異常行動による転落などの万が一の事故を防止するために以下の点について注意してください。
    −異常行動(急に走り出す、徘徊するなど)の発現のおそれがあること。
    −自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者の方は転落などの事故に対する防止対策を行ってください。
    なお転落などの事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られています。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、腹痛、悪心などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 冷汗が出る、ふらつき、めまい、顔面蒼白、喉のかゆみ、動悸、息苦しい、手足が冷たくなる、全身のかゆみ、じんま疹、意識の消失[ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、咳、痰、息切れ、息苦しい[肺炎]
  • 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、急な意識の低下、白目が黄色くなる、血を吐く、吐き気、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、急激に体重が増える、尿の色が濃くなる、お腹が張る、食欲不振、便に血が混じる(鮮紅色〜暗赤色または黒色)[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、皮膚が広い範囲で赤くなり、破れやすい水ぶくれが多発、粘膜のただれ[皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)]
  • 尿量が減る、むくみ、体がだるい[急性腎障害]
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み[白血球減少]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい[血小板減少]
  • 意識の低下、考えがまとまらない、判断力の低下、実際にはない物が見えたり聞こえたりするように感じる、根拠のない思い込み、非現実的なことを強く確信する、けいれん、普段と違うとっぴな行動をとる、異常行動、急に走り出す、徘徊する[精神・神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等)、異常行動]
  • 発熱、ふらつき、息切れ、急激な腹痛、激しい腹痛、血が混ざった下痢[出血性大腸炎、虚血性大腸炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 直射日光と湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。