薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
L-アスパラギン酸カリウム(Potassium L-Aspartate)
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L-アスパラギン酸マグネシウム(Magnesium L-Aspartate)
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剤形: |
白色の錠剤、直径10.6mm、厚さ5.2mm |
シート記載: |
(表)Aspara、アスパラ配合錠、TA001 (裏)アスパラ配合錠、アスパラ、吸湿注意 |
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この薬の作用と効果について
体内のカリウムの不足を補います。 通常、次の疾患または状態におけるカリウム補給(マグネシウム欠乏を合併している疑いのある場合)に用いられます。降圧利尿剤、副腎皮質ホルモン、強心配糖体、インスリン、ある種の抗生物質などの連用時。低カリウム血症型周期性四肢麻痺。心疾患時の低カリウム状態。肝疾患時の低カリウム状態。重症嘔吐、下痢、カリウム摂取不足および手術後。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害(1日の尿の回数や1回の尿量が少ない)、副腎機能障害(アジソン病)、高カリウム血症、高マグネシウム血症、消化管通過障害(心肥大、食道癌、胸部大動脈瘤、逆流性食道炎、心臓手術などによる食道圧迫のため食道が狭くなっている。消化管狭窄または消化管運動機能不全がある。)、高カリウム血性周期性四肢麻痺がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、1日3〜10錠(L-アスパラギン酸カリウムとして225〜750mg)を1日2〜3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、胃腸障害、胸やけ、下痢、嘔吐、お腹が張る、けん怠感、熱っぽいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 動悸、胸の不快感、胸の痛み[心臓伝導障害(一時に大量投与した場合)]
- 手足や唇のしびれ、筋力の低下、手足の麻痺[高カリウム血症(一時に大量投与した場合)]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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