くすりのしおり

内服剤
2018年10月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
バクトラミン配合錠
 主成分:
トリメトプリム(Trimethoprim)
スルファメトキサゾール(Sulfamethoxazole)
 剤形:
白色の錠剤、直径約11mm、厚さ約5.3mm
 シート記載:
バクトラミン配合錠

この薬の作用と効果について

細菌に必要な葉酸の生合成を阻害する成分と、葉酸の活性化を阻害する成分の2つの有効成分を配合することにより、相乗的に抗菌作用を示します。
通常、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフスなどの一般感染症の治療や、ニューモシスチス肺炎の治療と発症抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹、気管支喘息などのアレルギー症状が出たことがある。グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠乏、血液の病気にかかっている、または以前かかったことがある。本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じんましんなどのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、葉酸欠乏または葉酸代謝異常(胃を切除したことがある、出産してまもない、先天性葉酸代謝異常症)
  • 妊娠中または妊娠している可能性がある。授乳中。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 一般感染症:通常、成人は1回2錠を1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    ニューモシスチス肺炎の治療:通常、成人は1日量で9〜12錠を3〜4回に分けて服用します。
    通常、小児は1日量で主成分トリメトプリムとして体重1kgあたり15〜20mgを3〜4回に分けて服用します。
    いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。
    ニューモシスチス肺炎の発症抑制:通常、成人は1日1回1〜2錠を服用します。
    通常、小児は主成分トリメトプリムとして体重1kgあたり1回2〜4mgを1日2回服用します。
    本剤は1錠中に主成分としてトリメトプリム80mg、スルファメトキサゾール400mgを含有します。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合には気がついた時点で服用し、次の1回分を抜いてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 貧血、鼻血が出るなど出血しやすい、血が止まりにくい、あざができて消えない、発疹、じんましん、水ぶくれ、かゆみなどの症状に気づいたらすぐに医師に連絡してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気、胃不快感、発疹、蕁麻疹、紅斑、水疱、かゆみ、血液障害(貧血、出血傾向)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、息切れ、あおあざができる、めまい[再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、メトヘモグロビン血症、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 皮下出血、あおあざができる、白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる[血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群]
  • 息苦しい、冷や汗[アナフィラキシー、ショック]
  • 唇や口内のただれ、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 手足のしびれ、脱力感、筋肉の痛み、赤褐色の尿[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 光と湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。