くすりのしおり

自己注射剤
2019年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヘムライブラ皮下注90mg
 主成分:
エミシズマブ(遺伝子組換え)(Emicizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

血液中に存在する血液を固める役割のあるたんぱく質の活性化を促進することで血がとまりにくくなっている状態を改善します。
通常、先天性血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、主成分として1回体重1kgあたり3mgを1週間の間隔で4回皮下に注射し、その後は以下のいずれかの用法・用量で皮下に注射します。必ず指示された使用方法に従ってください。
    -1回体重1kgあたり1.5mgを1週間の間隔
    -1回体重1kgあたり3mgを2週間の間隔
    -1回体重1kgあたり6mgを4週間の間隔
  • 注射は、腹部または上腕部や大腿部に行ってください。同じ箇所へ繰り返し注射することは避けてください。
  • 前もって医療機関で注射方法のトレーニングを受け、適切に注射できると医師が判断した人は在宅自己注射が可能です。注射の準備、注射方法、使用済みの注射器と注射針を再使用しないこと、使用済みの注射器と注射針の廃棄方法などについて十分理解できるまで説明を受け、その指示に従ってください。
  • 予定日に注射できなかった場合は、医師または薬剤師に連絡し、指示を受けてください。決して2回分を一度に使用しないでください。
  • 誤って多く使用した場合は、医師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用を中止したり、量を加減しないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位反応が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 吐き気、おう吐、脱力、まひ、激しい頭痛、胸の痛み、押しつぶされるような胸の痛み、突然の息切れ、激しい腹痛、お腹が張る、足の激しい痛み[血栓塞栓症]
  • 血が出やすくなる、鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、血尿[血栓性微小血管症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 薬剤バイアルは外箱にいれた状態で、凍結を避けて冷蔵庫など(2〜8℃)で保管してください。光を避けてください。やむを得ず室温(30℃以下)で保存する場合は、室温保存期間の累積として7日以内に使用してください。
  • 子供の手の届かないところに保管してください。
  • 使用後の残液は使用しないでください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 自己注射をした時に副作用と思われる症状があらわれた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談してください。また、自己注射を続けられないと感じた場合は、すぐに医師に相談してください。
  • この薬の使用中および使用中止後6カ月間は、活性型血液凝固第IX因子および血液凝固第X因子を含む、活性型プロトロンビン複合体(乾燥人血液凝固因子抗体迂回活性複合体)製剤および乾燥凝縮人血液凝固第X因子加活性化第VII因子製剤は使わないでください。
  • この薬の使用中に、活性型血液凝固第VII因子(エプタコグアルファ(活性型)(遺伝子組換え))製剤を在宅自己注射する場合は、必要性の判断方法、使用量などについて、あらかじめ医師に確認してください。在宅自己注射を1回行っても止血できない場合は、医療機関へ連絡してください。
  • この薬を使用中の出血に対する血液凝固第VIII因子製剤の在宅自己注射の必要性および種類・使用量などについて、あらかじめ医師に確認してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。