くすりのしおり

内服剤
2017年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
オルミエント錠4mg
 主成分:
バリシチニブ(Baricitinib)
 剤形:
くぼみのある赤白色の円形の錠剤、直径8.0mm、厚さ約3mm
 シート記載:
(表)オルミエント錠4mg、4mg、Lilly 4、オルミエント錠
(裏)olumiant、オルミエント錠、4mg

この薬の作用と効果について

ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素を阻害することにより、炎症や痛みの発現にかかわっている複数の物質に作用し、関節リウマチの症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の治療に用いられます。メトトレキサートをはじめとする抗リウマチ薬で適切な治療を受けた患者さんで、リウマチの症状が残っている場合に使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。重篤な感染症(敗血症など)、活動性結核、腎機能障害、好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン値減少がある。B型肝炎である。帯状疱疹にかかったことがある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は4mg錠(主成分として4mg)を、1日1回1錠服用します。症状により2mg錠(2mg)を1日1回1錠に減量されることがあります。本剤は4mg錠です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。その後通常の通り1日1回服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • かぜをひかないように注意してください。
  • 白血球などの血球数、脂質や肝機能などの臨床検査値を確認するため、定期的に血液検査が行われます。
  • 妊娠する可能性のある人は、この薬を使用している間および使用終了後少なくとも1月経周期は、妊娠を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、上気道感染、帯状疱疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • かぜのような症状、体がだるい、発熱、小水疱が帯状に生じる発疹[感染症]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛[消化管穿孔]
  • 発熱、のどの痛み、貧血[好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少]
  • 体がだるい、食欲が低下する、白目や皮膚が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • この薬を使用している間は生ワクチン〔BCG、麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜなど〕の接種はできません。接種の必要がある場合には医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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