くすりのしおり

内服剤
2017年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベイスンOD錠0.2
 主成分:
ボグリボース(Voglibose)
 剤形:
帯黄白色の錠剤、直径7.6mm、厚さ2.7mm
 シート記載:
(表)341 0.2、(裏)ベイスンOD0.2 食直前に服用 0.2

この薬の作用と効果について

炭水化物をブドウ糖に分解する酵素を阻害し、小腸からのブドウ糖の吸収を遅らせます。
糖尿病・耐糖能異常により食後血糖値が急激に上昇するのを抑えます。
通常、糖尿病の治療、耐糖能異常における2型糖尿病の発症の抑制に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、感染症、手術の前後、重篤なケガをしている、開腹手術をしたことがある、腸閉塞になったことがある、ロエムヘルド症候群、腸の疾患がある、肝障害、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 糖尿病:通常、成人は1回1錠(主成分として0.2mg)を1日3回毎食直前に服用します。効果不十分な場合は1回1.5錠(0.3mg)まで増量し1日3回毎食直前に服用します。
    耐糖能異常における2型糖尿病発症抑制:通常、成人は1回1錠(主成分として0.2mg)を1日3回毎食直前に服用します。
    いずれも必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は舌の上で唾液を含ませ、舌で軽くつぶし、唾液のみで飲むことができます。普通の薬と同じように水で飲むこともできます。
  • 飲み忘れた場合は、次の食事の直前に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖を起こす事がありますので、高所での作業、車の運転など危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。また、この薬を飲んでいることをご家族やまわりの方にもお知らせください。
  • 低血糖を起こすことがあります。万一、低血糖症状が起こった場合にはブドウ糖をとるようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、軟便、腹鳴、腹痛、便秘、食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ、口渇、めまい、貧血、しびれ、顔面などの浮腫、眼のかすみ、ほてり、倦怠感、脱力感、発汗、脱毛、発疹、かゆみ、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 冷汗、空腹感、手足のふるえ[低血糖]
  • 腹部膨満感、放屁が増加する[腸閉塞]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、全身倦怠感、食欲不振[重篤な肝機能障害、黄疸]
  • 便秘、意識障害[肝硬変患者での高アンモニア血症の増悪]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。