くすりのしおり

内服剤
2017年2月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヤーズフレックス配合錠
 主成分:
ドロスピレノン(Drospirenone)
エチニルエストラジオールベータデクス(Ethinylestradiol betadex)
 剤形:
淡赤色の錠剤、直径6mm、厚さ2.90mm
 シート記載:
(表面)ヤーズフレックス配合錠
(裏面)

この薬の作用と効果について

卵胞の発育を抑え排卵を抑える作用により月経時の疼痛を軽減します。
通常、子宮内膜症に伴う疼痛の改善および月経困難症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳癌、子宮内膜癌、子宮頸癌およびその疑い、診断の確定していない異常性器出血、血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患または既往歴、喫煙者、片頭痛、心臓弁膜症、糖尿病、血栓性素因、抗リン脂質抗体症候群、手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内、長期間安静状態、肝障害、肝腫瘍、脂質代謝異常、高血圧、耳硬化症、妊娠中に黄疸・持続的なかゆみ・妊娠ヘルペスの既往歴、身長が伸びている、腎障害または急性腎不全がある。
  • 妊婦または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 1日1錠を服用します。24日目までは出血の有無にかかわらず連続して服用します。25日目以降に3日間連続で出血(点状出血を含む)が認められた場合、または、連続服用が120日に達した場合は、4日間休薬します。休薬後は出血が終わっているか続いているかにかかわらず、連続服用を開始します。以後同様に連続服用と休薬を繰り返します。
  • 休薬期間は4日間を超えないでください。
  • 初めて服用する場合は、月経の第1日目から開始してください。服用開始が月経第1日目から遅れた場合は、飲み始めの最初の1週間はホルモン剤以外の避妊法を使用してください。
  • 万一前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに飲み忘れた錠剤を服用し、さらに当日の分も通常の服薬時刻に1錠服用してください。2日以上連続して飲み忘れた場合は気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の分も通常の服薬時刻に1錠を服用します。その後は当初の服薬スケジュール通り服用を継続します。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 喫煙は静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中などの副作用の危険性を高めると報告されています。この危険性は年齢(35歳以上)および喫煙量(1日15本以上)により増加すると報告されています。したがって、35歳以上でこの薬を服用する場合は、禁煙することが必要です。
  • 長期間服用する場合には6ヵ月毎に、問診と検診(血圧測定、臨床検査、乳房・腹部の検査など)を受診してください。1年に1回は子宮頸部の細胞学的診断を受けるようにしてください。なお、乳癌の検査は、自己検診を行ってください。
  • 月経が来ないときは医師に相談してください。
  • 薬を飲んでいる途中で性器から出血が起こることがあり、これを不正性器出血と言います。通常、飲み続けるうちになくなりますが、長期間にわたって出血が続いたり、出血量が多い場合は、医師に相談してください。
  • 激しい下痢または嘔吐が続く場合はこの薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性が高くなりますので、注意してください。
  • 妊娠が疑われる場合には服用を中止してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の作用を弱め、不正性器出血がおこる可能性を高めますので、セイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、性器出血、不規則な子宮出血、吐き気、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 下肢の痛み・むくみ、突然の息切れ、胸や頭の痛み[血栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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