くすりのしおり

内服剤
2019年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アリピプラゾール錠12mg「サワイ」
 主成分:
アリピプラゾール(Aripiprazole)
 剤形:
黄色の錠剤、直径8.0mm、厚さ2.9mm
 シート記載:
アリピプラゾール12mg「サワイ」、Aripiprazole 12mg「SAWAI」

この薬の作用と効果について

脳内の受容体(ドパミン、セロトニン)に作用し、強い不安感や緊張感、意欲の低下、抑うつ気分などの症状を改善します。また、双極性障害における抑えることのできない感情の高まりや行動などの躁症状を改善します。
通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 統合失調症:通常、成人は主成分として1日6〜12mgを1回または2回に分けて服用し始め、維持用量として1日6〜24mgを1回または2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えません。
    双極性障害における躁症状の改善:通常、成人は主成分として1回12〜24mgを1日1回服用します。開始用量は1日1回24mgとし、年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えません。
    うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る):通常、成人は主成分として1回3mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、増量幅は1日3mgとされ、1日15mgを超えません。
    本剤は1錠中に主成分12mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下があらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
  • 社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、病的に食欲が亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • うつ病・うつ状態の場合、自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒は控えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、不眠、神経過敏、不安、傾眠、アカシジア(じっとしていることができない)、振戦(手足のふるえ)、流涎(よだれが出る)、体重増加、体重減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • じっとして動かない、筋肉のこわばり、ものが飲み込みにくい[悪性症候群]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘[麻痺性イレウス]
  • めまい、呼吸困難、全身のかゆみを伴った発赤[アナフィラキシー]
  • 口渇、多飲、多尿[糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
  • 脱力感、倦怠感、冷汗[低血糖]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、病的に食欲が亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。
  • [ご家族の方へ]うつ病・うつ状態の場合、自殺念慮・攻撃性などの行動の変化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。