くすりのしおり

注射剤
2017年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
キイトルーダ点滴静注20mg[根治切除不能な悪性黒色腫]
 主成分:
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)(Pembrolizumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

T細胞(免疫細胞)の受容体(PD-1)とがん細胞の作る物質(PD-L1およびPD-L2)の結合を阻害し、T細胞の活性化を増強することで、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。自己免疫疾患またはその既往歴がある。間質性肺疾患またはその既往歴がある。臓器移植や造血幹細胞移植を受けたことがある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は3週間間隔で、1回につき30分かけて点滴で静脈内に注射します。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、疲労、下痢、かゆみ、発疹、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、から咳、息苦しい[間質性肺疾患]
  • 嘔吐(おうと)、腹痛、下痢、泥状の便[大腸炎、重度の下痢]
  • まぶたや眼の充血、唇や口内のただれ、発疹、みずぶくれ[皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • かゆみの激しい水疱[類天疱瘡]
  • 運動のまひ、手足のしびれ、指先のしびれ、歩行困難[神経障害]
  • からだがだるい、白目が黄色くなる、かゆみ[肝機能障害、肝炎]
  • 汗をかきやすい、胸がドキドキする、からだがだるい、寒がりになる[甲状腺機能障害]
  • からだがだるい、頭がぼーっとしたり意識がなくなったりする、血圧低下[下垂体機能障害]
  • からだがだるい、意識がうすれる、低血圧[副腎機能障害]
  • からだがだるい、のどの渇き、尿の量が増える、意識の低下[1型糖尿病]
  • むくみ、頭痛、尿量が減る[腎障害]
  • 吐き気、嘔吐、胃・おなかの激しい痛み、背中の痛み[膵炎]
  • 脱力感、筋肉の痛み、息苦しい、赤褐色尿[筋炎、横紋筋融解症]
  • まぶたが重い、上まぶたが下がる、物がだぶって見える、筋肉の疲労感[重症筋無力症]
  • からだがだるい、発熱、吐き気、息苦しい[心筋炎]
  • 発熱、頭痛、意識の低下[脳炎、髄膜炎]
  • 呼吸困難、意識障害、まぶた・唇・舌のはれ[インフュージョン・リアクション]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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