くすりのしおり

自己注射剤
2017年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
トルツ皮下注80mgシリンジ
 主成分:
イキセキズマブ(遺伝子組換え)(Ixekizumab (genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

乾癬や関節症性乾癬の症状を引き起こす原因の一つであるインターロイキン(IL)-17Aに作用し、症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症または感染症の疑い、活動性結核または結核の既往がある。炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎)がある。生ワクチンの接種予定がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は、初回は1回2本(主成分として160mg)、12週までは2週間隔で1本(80mg)、以降は4週間隔で1本(80mg)を皮下に注射します。必ず指示された注射方法に従ってください。
  • 治療開始後、適切に注射できると医師が判断した場合は、自己注射が可能です。
  • 症状をみながら継続するかどうかを決めていきます。
  • 1回にシリンジの全量を使用してください。
  • 室温に戻してから使用してください。
  • 皮膚が敏感な部位、皮膚に痛み、あざ、赤みがある部位や硬くなっている部位、傷跡や妊娠線がある部位、または乾癬の部位には注射しないでください。へその周辺(3cm以内)には注射しないでください。
  • 注射する部位は太もも(大腿部)、お腹(腹部)または二の腕(上腕部)の外側です。注射部位は毎回変えて注射してください。
  • 皮下注射をした場所はもまないようにしてください。
  • 注射するのを忘れたり予定日に注射できなかった場合は、医師に相談してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射するのを止めないでください。

生活上の注意

  • かぜやインフルエンザなどの感染症を防ぐため、手洗いやうがいを習慣づけ、体調管理を心がけましょう。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位の症状(紅斑、痛みなど)、鼻咽頭炎、上気道感染などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、かぜのような症状、からだがだるい[重篤な感染症]
  • 発熱、蕁麻疹、口唇周囲のはれ、息苦しい[重篤な過敏症反応]
  • 発熱、のどの痛み[好中球数減少]
  • 腹痛、慢性下痢、便に粘液や血液が混じる[炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて、2〜8℃で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局または医療機関にご相談ください。
  • 免疫を抑制する作用があることから生ワクチンの接種を避けてください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。