くすりのしおり

注射剤
2017年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
カイプロリス点滴静注用10mg
 主成分:
カルフィルゾミブ(Carfilzomib)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

プロテアソームのキモトリプシン様活性を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑制します。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心障害またはその既往歴がある、肝臓に障害がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • レナリドミドおよびデキサメタゾン併用の場合:通常、成人は1、2、8、9、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。この28日間を1サイクルとし、12サイクルまで繰り返します。13サイクル以降は、1、2、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。
    デキサメタゾン併用の場合:通常、成人は1、2、8、9、15、16日目に1日1回静脈内に点滴し、12日間休薬します。この28日間を1サイクルとして繰り返します。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 妊娠する可能性がある女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は、この薬を使用している間および使用終了から一定期間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、高血糖(口渇、多尿、全身倦怠感など)、発疹、便秘、筋痙縮、発熱、末梢性ニューロパチー(手や足先のしびれ、冷感など)、吐き気、高血圧、下痢、肺炎、上気道の炎症、味覚異常、紅斑、貧血、疲労、不眠症、気道感染、無力症、呼吸困難などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 動悸、息切れ、むくみ、胸の痛み[心障害]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺疾患]
  • 呼吸困難、胸の痛み[肺高血圧症]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝不全、肝機能障害]
  • 尿量が減る、むくみ、頭痛[急性腎不全]
  • 意識の低下、尿量が減る、息切れ[腫瘍崩壊症候群]
  • 発熱、出血しやすい、疲れやすい、息切れ[骨髄抑制]
  • 発熱、関節痛、顔面潮紅、嘔吐、息切れ、失神[インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)]
  • 出血しやすい、鼻血、歯肉出血、紫斑、血尿[血栓性微小血管症]
  • けいれん、頭痛、意識障害、視力障害[可逆性後白質脳症症候群、脳症]
  • 頭痛、頭重、めまい、肩こり[高血圧、高血圧クリーゼ]
  • むくみ、熱感、局所の痛み[静脈血栓塞栓症]
  • 突然の頭痛、意識障害、運動のまひ、腹痛、血を吐く、便が黒くなる[出血]
  • かぜのような症状、全身倦怠感、発熱、嘔吐[感染症]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛、血を吐く、下血[消化管穿孔]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。