くすりのしおり

内服剤
2016年7月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
カプレルサ錠100mg
 主成分:
バンデタニブ(Vandetanib)
 剤形:
白色の錠剤、直径約8.5mm、厚さ約3.9mm
 シート記載:
カプレルサ100mg

この薬の作用と効果について

血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR-2)、上皮増殖因子受容体(EGFR)およびRearranged During Transfection(RET)の各チロシンキナーゼを標的とするマルチキナーゼ阻害剤です。
通常、根治切除不能な甲状腺髄様癌に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。先天性QT延長症候群がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回3錠(主成分として300mg)を1日1回、服用します。なお、状態により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は次の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 疲れや眼のかすみなどが起こることがありますので、自動車の運転、機械の操作には注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、皮膚症状、下痢、高血圧、角膜混濁、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、から咳、呼吸困難、頭痛、全身倦怠感[間質性肺疾患]
  • 胸痛、動悸、胸部不快感、胸部圧迫感、めまい、失神、呼吸困難[QT間隔延長、心室性不整脈]
  • 泥状または水様の便[下痢]
  • 皮膚表面の炎症(発赤、潰瘍、光線過敏反応)[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、重度の皮膚障害]
  • 心臓のポンプとしての機能の低下(動悸、息切れ、むくみ)[心障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。