くすりのしおり

内服剤
2016年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イフェクサーSRカプセル37.5mg
 主成分:
ベンラファキシン塩酸塩(Venlafaxine hydrochloride)
 剤形:
淡灰色/淡紅色のカプセル剤、長径15.9mm、短径5.8mm
 シート記載:
EFFEXOR SR 37.5mg、イフェクサーSR、37.5、イフェクサーSR37.5mg、W37.5

この薬の作用と効果について

脳内に存在する神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の再取り込みを選択的に阻害することで、シナプス間隙の神経伝達物質の濃度を高め、抗うつ作用を示します。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害がある。透析中である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1カプセル(ベンラファキシンとして37.5mg)を1日1回から始め、1週後より1回2カプセル(75mg)を1日1回食後に服用します。年齢・症状により1日6カプセル(225mg)を超えない範囲で適宜増減されます。増量は1週間以上の間隔をあけて行われ、1日用量として2カプセル(75mg)ずつ増量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は徐放性製剤なので、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりせず、そのまま噛まずに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点で1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に中止すると不都合な症状(軽躁、不安、激越、神経過敏、錯乱、睡眠障害など)があらわれることがあります。

生活上の注意

  • 眠くなったり、めまいがしたりすることがありますので、車の運転などの危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。また、これらの症状を自覚した場合は、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、服用中の飲酒はひかえてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、セロトニン作用が増強されるなどのおそれがありますので、注意してください。
  • 因果関係は明らかではありませんが、病状の悪化、自殺念慮・企図(考えたり、しようとする)、他人を傷つけるなどが報告されていますので、このような兆候に気がついた場合には服用を止めないで、医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、腹部不快感(腹痛、膨満、便秘など)、傾眠、浮動性めまい、口内乾燥、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、錯乱、発汗[セロトニン症候]
  • じっとして黙り込む、筋肉のこわばり、飲み込みにくい[悪性症候群]
  • 筋肉が発作的に収縮する状態[けいれん]
  • 呼吸困難、喘鳴、血管浮腫[アナフィラキシー]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺疾患]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]自殺、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの行動の変化やうつ症状などの元々ある病気が悪化することがありますので、その危険性について十分に理解できるまで医師から説明を受け、患者さんの状態の変化について観察し、変化がみられた場合には医師に連絡してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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