くすりのしおり

内服剤
2016年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イムブルビカカプセル140mg
 主成分:
イブルチニブ(Ibrutinib)
 剤形:
白色不透明のカプセル剤、長さ21.7mm、直径7.6mm
 シート記載:
(表)イムブルビカカプセル140mg、イムブルビカ、140mg
(裏)imbruvicacapsules 140mg、JP501118AN、イムブルビカ140mg、イムブルビカ

この薬の作用と効果について

ブルトン型チロシンキナーゼの酵素活性を阻害することにより、慢性リンパ性白血病細胞およびマントル細胞リンパ腫細胞の増殖を抑制します。
通常、再発または難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発または難治性のマントル細胞リンパ腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。感染症にかかっている。肝炎・結核・帯状疱疹にかかったことがある。骨髄機能が低下(貧血症状、発熱、出血傾向を認める)している。不整脈またはその既往歴がある。腎機能障害がある。手術(抜歯など歯科手術も含む)を受けたばかり。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 再発または難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む):通常、成人は1回3カプセル(主成分として420mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜減量されます。
    再発または難治性のマントル細胞リンパ腫:通常、成人は1回4カプセル(主成分として560mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜減量されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 決して2回分を一度に飲まないでください。飲み忘れに気づいた時、同日内であればできるだけ早く飲んでいただき、次の日からいつも通りの時間に飲んでください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 出血のリスクが高まる可能性がありますので、手術(抜歯など歯科手術も含む)を受ける予定のある場合は医師または薬剤師にご相談ください。
  • 感染症や日和見感染があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合には、ただちに医師または薬剤師に連絡してください。
  • 貧血などがあらわれることがありますので、定期的に血液検査を行うことがあります。
  • 不整脈があらわれることがありますので、定期的に心電図検査などの心機能検査を行うことがあります。
  • 肝臓の重大な障害があらわれることがありますので、定期的に肝臓の検査を行うことがあります。
  • グレープフルーツに含まれる成分は薬の血中濃度を上げ、副作用が強くあらわれるおそれがあるので、グレープフルーツ含有食品を避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の血中濃度を下げ、効果が減弱するおそれがあるので、セイヨウオトギリソウ含有食品を避けてください。
  • 妊娠する可能性がある場合には、この薬を使用している間および使用後一定期間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、貧血、発疹、下痢、口内炎、吐き気、関節痛、食欲減退、疲労、筋痙縮などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頭痛、意識障害、片麻痺[出血]
  • 発熱、からだがだるい、かぜのような症状[感染症]
  • 発熱、息苦しい・息切れ、じんましん[過敏症]
  • 腹部膨満(腹が張る)、皮膚や結膜などが黄色くなる・尿が濃くなる、昏睡[肝不全、肝機能障害]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺疾患]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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