くすりのしおり

自己注射剤
2015年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ランタスXR注ソロスター
 主成分:
日局 インスリングラルギン(遺伝子組換え)(Insulin Glargine(Genetical Recombination))
 剤形:
無色澄明の注射剤、(帯・注入ボタン)アップルグリーン
 シート記載:

この薬の作用と効果について

ヒトインスリンのアナログ(アミノ酸配列が異なるインスリン)で、肝におけるグルコース産生を阻害したり、筋肉や脂肪組織へのグルコースの取り込みを促進して血糖値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低血糖症状、下痢や嘔吐などの胃腸障害、風邪などで食事が十分摂れていない。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は、初期は1回4〜20単位を1日1回皮下注射しますが、ときに他のインスリン製剤が併用されることがあります。注射時刻は毎日一定としてください。注射量は症状や検査所見に応じて増減されますが、その他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は、通常1日4〜80単位です。ただし、必要により80単位を超えて使用することがあります。必ず指示された注射方法に従ってください。
  • 使い捨て注射針はJIS T3226-2に準拠したA型専用注射針を使用してください。
  • ランタスXR注ソロスターにA型専用注射針を装着した時に、液漏れなどの不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替えてください。
  • 注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けてください。
  • 上腕部、大腿部、腹部、腰部などに皮下注射しますが、同一部位内では前回より2〜3cm離し、静脈を避けて注射してください。
  • 1本のランタスXR注ソロスターを他の人とは共用しないでください。
  • ランタスXR注ソロスターのカートリッジを取り外して使用しないでください。また、シリンジを用いてカートリッジから薬液を抜き取らないでください。
  • 注射を忘れた場合は、担当の医師に相談してください。絶対に2日分を一度に注射しないでください。
  • 誤って多く注射した場合は、すぐに担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法・運動療法をきちんと守ってください。
  • 高所での作業や自動車の運転など、危険を伴う作業に従事しているときに低血糖を起こすと、事故につながるおそれがありますので、特に注意してください。
  • 食事を摂らなかったり、激しい運動をすると、低血糖を起こしやすく、低血糖が続くと死亡事故につながるおそれがあります。
  • 低血糖の予防と処置法(症状がみられたら直ちに砂糖、ジュースなどを補給する)に十分留意し、必ず家族やまわりの方に知らせておいてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、低血糖および不眠症、感覚鈍麻、硝子体出血、脂肪肝、全身のかゆみ、注射部位反応、注射部位腫脹、注射部位出血が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脱力感、強い空腹感、冷汗[低血糖]
  • 全身皮膚反応(発疹)、血管神経性浮腫(まぶた・口唇の腫れ)、気管支痙攣[ショック、アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで保管してください。
  • 未使用のランタスXR注ソロスターは凍結を避け、2〜8℃で遮光して保管してください。冷蔵庫から出して皮下注射する場合は、室温に戻してから使用してください。
  • 使用開始後は冷蔵庫に保存せず、光、凍結を避けて保管してください。
  • 使用開始後6週間を超えたものは使用しないでください。
  • 廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。