くすりのしおり

注射剤
2015年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
デカドロン注射液6.6mg
 主成分:
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(Dexamethasone sodium phosphate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善したり、免疫反応を抑えるなどさまざまな働きがあります。通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患など、広い範囲の疾患に用られますが病気の原因そのものを治す薬ではありません。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。異常な可動性を示す関節、感染症や全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核がある。血栓症、糖尿病、角膜炎、白内障、緑内障、高血圧、低カリウム血症などの電解質異常がある。最近、内臓の手術を受けたことがある。急性心筋梗塞を起こしたことがある。眼疾患がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、静脈内、点滴で静脈内、筋肉内、関節腔内、腱鞘内、硬膜外、局所皮内などに注射しますが、疾患により使用方法は異なります。
  • 症状を見ながら使用の期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、満月様顔貌、体重増加、関節腔内注射での関節の不安定化などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、冷汗、ふらふら感[ショック、アナフィラキシー]
  • 熱が出る、咳が出る[誘発感染症、感染症の増悪]
  • 全身倦怠感、食欲不振、嘔吐[続発性副腎皮質機能不全]
  • 口渇、多飲、多尿[糖尿病]
  • みぞおちの痛みや圧痛、げっぷ、下血[消化性潰瘍、消化管穿孔]
  • 激しい上腹部の痛み、または腰背部の痛み、嘔吐[膵炎]
  • 興奮しやすい、幻覚、意識が低下した状態[精神変調、うつ状態]
  • 筋肉が発作的に収縮する状態[痙攣]
  • 腰背部の痛み、脊椎や股関節付近などの病的骨折を起こしやすく、そのための痛みがある[骨粗鬆症]
  • 歩く時や立ち上がる時の股関節の痛み、腰痛、歩行障害[大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死]
  • 筋肉のこわばり、痛み、筋力の低下[ミオパシー]
  • 骨折した局所の痛みや腫れ、運動障害[脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折]
  • 激しい眼痛、頭痛、視野欠損[緑内障]
  • まぶしい、かすんで見える、視力低下[後嚢白内障]
  • フィブリンや血小板などによって血管が閉塞して血流が途絶えた状態[血栓塞栓症]
  • 息苦しさ、喘息[喘息発作]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。