くすりのしおり

内服剤
2015年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ファリーダックカプセル15mg
 主成分:
パノビノスタット乳酸塩(Panobinostat lactate)
 剤形:
橙色不透明のカプセル剤、長径19.4mm、短径6.9mm
 シート記載:
ファリーダック15mg、FARYDAK15mg、LBH15mg

この薬の作用と効果について

ヒストン脱アセチル化酵素を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えると考えられています。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人はパノビノスタットとして20mgを1日1回、週3回服用します。2週間服用した後、1週間休薬し、これを1サイクルとして服用を繰り返します。なお、症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れに気付いた時間がいつもの服用時間から12時間以内であれば直ぐに1回分を服用してください。12時間以上経過している場合はその日の服用は避け、次回の服用時間に1回分だけ服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に飲むと、この薬の作用が弱くなることがあるので、避けてください。
  • めまいやふらつきが起きたり、気を失うことがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 妊娠が可能な場合、動物実験で毒性が報告されていますので、患者とそのパートナーは、この薬を服用している間および服用終了後しばらくは、避妊をするようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、疲労、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 泥状または水様の便[下痢]
  • 過呼吸、意識障害、手指の震え[脱水症状]
  • 貧血症状、発熱、出血傾向[骨髄抑制]
  • 腹痛、吐血、下血、黒色便[出血]
  • 発熱、息切れ、頻脈[感染症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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