くすりのしおり

注射剤
2017年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ザイヤフレックス注射用
 主成分:
コラゲナーゼ(クロストリジウム ヒストリチクム)(Collagenase(clostridium histolyticum))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

注入部位で拘縮索のコラーゲンを分解することにより、手の指の屈曲拘縮を改善します。
通常、デュピュイトラン拘縮の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人はこの薬を3ヵ所に分けて、指の関節におけるデュピュイトラン拘縮の原因となる拘縮索に注射します。効果が不十分な場合、注射した拘縮索に対する追加の注射は1ヵ月間の間隔をあけ、最大3回まで注射することがあります。
  • 局所麻酔によって拘縮索以外の腱や神経への針刺しが見逃されることを防ぐため、この薬を注射する際の前処置として局所麻酔はしません。
  • 拘縮索が複数存在し、異なる拘縮索に対して注射する場合でも、1ヵ月間の間隔をあけて注射します。

生活上の注意

  • 原則としてこの薬を注射した翌日(約24時間後)に受診してください。その時点で完全な指の伸展が認められない場合、指の伸展処置が行われることがあります。
  • この薬を注射した後は、自分自身で指の伸展処置を行わないでください。
  • 医師の指示に従って、添え木(副子)を装着したり、指の曲げ伸ばし運動を行ったりしてください。
  • 医師から指示があるまでこの薬を注射した手の指の曲げ伸ばしを行わないでください。
  • この薬を注射した後に、めまい、頭痛、注射部位の痛みや腫れなどがあらわれることがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作を行う場合には、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位の痛み、注射部位の内出血、注射部位の腫れ、挫傷(患部や患部周囲に無理な力が加わることなどによる皮下組織や筋肉の損傷)、注射部位の感染症状〔発熱、寒気、発赤(注射部位の皮膚が充血して赤くなる)、むくみなど〕などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 注射した指の関節を曲げにくい、痛む、腫れる[腱断裂、靭帯損傷]
  • 皮膚が裂けて傷ができる[皮膚裂傷]
  • 蕁麻疹、息苦しい、血圧低下[アナフィラキシー]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。