くすりのしおり

内服剤
2015年11月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「DSEP」
 主成分:
メトホルミン塩酸塩(Metformin hydrochloride)
 剤形:
白色〜帯黄白色の錠剤、直径9.1mm、厚さ4.3mm
 シート記載:
(表)メトホルミン塩酸塩250mg MT「DSEP」、第一三共エスファ、メトホルミン 250mgMT、250MT、糖尿病用薬、(裏)METFORMIN HYDROCHLORIDE 250mgMT「DSEP」、糖尿病用薬、メトホルミン塩酸塩250mgMT「DSEP」、250MT、糖尿病用薬

この薬の作用と効果について

AMPキナーゼの活性化を介してグルコーストランスポーター4を細胞膜に移動させる作用や、肝臓や骨格筋細胞で脂肪酸の燃焼を促進して、細胞内脂肪酸濃度を下げる作用により、血糖値を下げます。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳酸アシドーシスの既往歴がある。腎機能障害、肝機能障害がある、透析療法を受けている、心血管系障害、肺機能障害、大量の飲酒をしている、脱水症、胃腸障害、ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症がある、手術前後である、外傷がある、十分な食事摂取ができていない、衰弱している、脳下垂体機能障害、副腎機能障害がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日2錠(主成分として500mg)を1日2〜3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常1日3〜6錠(750〜1,500mg)を1日2〜3回に分けて服用します。10歳以上の小児は1日2錠(主成分として500mg)を1日2〜3回に分けて食直前または食後に服用することから始めます。維持量は、効果を見ながら決められますが、通常1日2錠〜6錠(500mg〜1,500mg)を1日2〜3回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日最大量は成人で9錠(2,250mg)、小児で8錠(2,000mg)です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 大量の飲酒や脱水症状になると乳酸アシドーシスを起こしやすくなりますので、注意してください。
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高いところの作業や自動車の運転など危険を伴う機械を操作するときは十分注意してください。
  • 肝機能障害がある場合、肝臓における乳酸の代謝能が低下する可能性がありますので、医師の指示に従い定期的に検査を受けてください。
  • 糖尿病患者であることを家族にも理解してもらっておいてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、かゆみ、下痢、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、めまい・ふらつき、全身倦怠感、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 吐き気・嘔吐、意識の低下、羽ばたくような手のふるえ[乳酸アシドーシス]
  • 脱力感、空腹感、発汗[低血糖]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。