薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
過酸化ベンゾイル(Benzoyl peroxide)
|
シート記載: |
ベピオゲル2.5%、15g(写真)、30g |
|
 |
この薬の作用と効果について
ざ瘡(にきび)の原因菌の増殖を阻害します。また角質細胞の結合をゆるめ毛穴の閉塞を改善させます。その結果、炎症性皮疹(赤いにきび)、非炎症性皮疹(白にきび、黒にきび)が減少します。 通常、尋常性ざ瘡(にきび)の治療に用いられます。
|
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
|
用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布します。必ず指示された使用方法に従ってください。
- 皮膚のみに使用し、眼、口唇、粘膜や傷口には塗らないでください。これらの部位に付着した場合はすぐに水で洗ってください。
- 塗り忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く1回分を塗ってください。1日に2回塗ったり、2回分を一度に塗ってはいけません。
- 誤って多く塗った場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で塗るのを止めないでください。
|
生活上の注意
- 使用中は日光や日焼けランプなどによる過度の紫外線にあたらないようにしてください。
- 漂白作用があるので、髪や衣料などに付着しないよう注意してください。
|
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、鱗屑(りんせつ:皮膚がフケ様にはがれる)、使用部位の刺激感、使用部位の紅斑、使用部位の乾燥、接触皮膚炎や顔面全体や首にまで及ぶ紅斑や腫脹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
|
保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、凍結、湿気を避けて、25℃以下で保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
|
医療担当者記入欄
年
月
日
|