くすりのしおり

内服剤
2015年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アレセンサカプセル40mg
 主成分:
アレクチニブ塩酸塩(Alectinib hydrochloride)
 剤形:
うすい紫みの赤色〜くすんだ紫みの赤色のカプセル剤、長径約18mm
 シート記載:

この薬の作用と効果について

がん細胞の増殖に必要なALK融合タンパクの働きを選択的に抑えることにより、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患にかかっている、または過去にかかったことがある。肝臓に障害がある。
  • 妊娠中または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回アレクチニブとして300mg(アレセンサカプセル40mgを7カプセル、アレセンサカプセル20mgを1カプセル)を1日2回服用します。
    本剤(アレセンサカプセル40mg)は、1カプセル中にアレクチニブとして40mgを含有します。
    必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、飲み忘れた分は飲まずにとばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり、量を加減したりすると病気が悪化することがあります。

生活上の注意

  • この薬により重篤な副作用があらわれることがあるので、注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください。
  • この薬により間質性肺疾患があらわれることがあるので、胸部CT検査などが行われます。また、必要に応じて、肺の機能検査なども行われることがあります。
  • この薬により肝機能障害や血液障害(好中球減少、白血球減少など)があらわれることがあるので、この薬の使用中は定期的に血液検査が行われます。
  • 妊娠する可能性のある人は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、味覚異常、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 息切れ、息苦しい、から咳、発熱[間質性肺疾患]
  • 皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる、吐き気、おう吐、食欲不振、からだがだるい、かゆみ[肝機能障害]
  • 発熱、のどの痛み[好中球減少、白血球減少]
  • 激しい腹痛、吐き気、おう吐[消化管穿孔]
  • 胸の痛み、胸をしめつけられる感じ、胸を強く押さえつけた感じ、足の激しい痛み、腹がはる、激しい腹痛、吐き気、おう吐、血を吐く、出血、知覚のまひ[血栓塞栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 直射日光と湿気を避けて、子供の手の届かないところに室温(1〜30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。