くすりのしおり

内服剤
2019年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フォシーガ錠10mg
 主成分:
ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(Dapagliflozin propylene glycolate hydrate)
 剤形:
淡黄色〜黄色の菱型の錠剤、長径10.9mm、短径7.9mm、厚さ4.0mm
 シート記載:
(表)フォシーガ10mg、フォシーガ、10、糖尿病用薬(裏)forxiga10mg、フォシーガ、10、1日1回服用、1428

この薬の作用と効果について

腎臓において、血液中から一度ろ過されたグルコース(ブドウ糖)を再び血液中へもどす作用(再吸収)を抑制し、尿糖として排泄することにより、血糖コントロールを改善します。
通常、1型糖尿病および2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス(吐き気、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸)、糖尿病性の昏睡または前昏睡、感染症、手術前後、外傷がある、脳下垂体機能異常、副腎機能異常、栄養状態が悪い、著しくやせている、飢餓状態、食事が不規則、食事が十分に摂れていない、衰弱している、激しい筋肉運動をしている、飲酒量が多い、腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 2型糖尿病:通常、成人はダパグリフロジンとして5mgを1日1回服用します。なお、効果が不十分な場合には、1回1錠(ダパグリフロジンとして10mg)を1日1回服用に増量されることがあります。
    1型糖尿病:通常、成人はインスリン製剤との併用において、1回ダパグリフロジンとして5mgを1日1回服用します。なお、効果が不十分な場合には、1回1錠(ダパグリフロジンとして10mg)を1日1回服用に増量されることがあります。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 1型糖尿病の方はインスリン注射を絶対に中断しないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服用時間がせまっている場合は、1回分とばし、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法、運動療法があれば、これを守ってください。低血糖症状〔ふらつき、脱力感、冷や汗、動悸、手足のふるえ〕を起こすことがあります。特に高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事するときには、十分に注意してください。低血糖についての注意は家族やまわりの方にも知らせてください。低血糖症状があらわれた場合、糖質を含む食品や砂糖を直ぐに摂ってください。α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)を併用している場合は、ブドウ糖を摂ってください。
  • この薬は尿が多く出るので、脱水による症状〔尿量の変化、のどが渇く、脱力感、めまい、皮膚の乾燥〕を起こすことがあります。脱水予防のため、のどの渇きを感じなくても、この薬を服用中はこまめに水分補給してください。ご自身の判断で水分補給を控えないでください。脱水による症状があらわれた場合や、飲水を十分おこなえないと考えられる場合(認知症などで口渇を感じにくい、訴えをしにくい、シックデイの場合など)は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
  • 次の状態(シックデイ)の場合には、次の服用の前に、ただちに担当の医師に連絡し、指示に従ってください。〔熱がある、下痢・嘔吐などがある、食欲がない、食事が十分摂れない。〕
  • 過剰な糖が尿と一緒に排出されるため、尿路の感染症(尿が近い、残尿感、排尿時の痛みなど)や性器の感染症(陰部のかゆみ、痛みなど)を起こし、腎盂腎炎(じんうじんえん)、外陰部および会陰部のフルニエ壊疽(えそ)と呼ばれる壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)などを起こし、敗血症に至ることがあります。このような症状があらわれた場合には、ただちに医師に相談してください。
  • 過剰な糖が尿と一緒に排出されるため、血糖値の著しい上昇がなくても、ケトアシドーシス(血液が酸性に傾くこと)が起こることがあります。次の症状〔吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、腹痛、激しいのどの渇き、倦怠感(けんたいかん)、深く大きい呼吸、意識の低下など〕が認められた場合には、ただちに次の服用の前に、医師に連絡してください。1型糖尿病の人、インスリン分泌能が低下している人、インスリン製剤を減量・中止した人、過度な糖質摂取制限をおこなっている人、食事を摂れていない人、感染症にかかっている人や脱水症状のある人はケトアシドーシスを発現しやすいため注意してください。1型糖尿病の方はインスリン注射を絶対に中断しないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頻尿、口渇、性器感染、尿路感染、尿量増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ふらつき、脱力感、冷や汗、動悸、手足のふるえ[低血糖]
  • 寒気、発熱・高熱、脇腹の痛み、背部痛、関節・筋肉の痛み[腎盂腎炎・外陰部および会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)・敗血症]
  • 尿量の変化、のどが渇く、からだがだるい、脱力感、めまい、皮膚の乾燥[脱水]
  • 吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、腹痛、激しいのどの渇き、倦怠感(けんたいかん)、深く大きい呼吸、意識の低下[ケトアシドーシス]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。