薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色から微帯黄白色のカプセル剤、長径約21mm、短径約10mm |
シート記載: |
(表)イクスタンジ40mg、社マーク、(裏)イクスタンジ40mg、社マーク |
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この薬の作用と効果について
前立腺細胞のアンドロゲン(男性ホルモン)の受容体に対するアンドロゲンの結合を阻害し、抗腫瘍作用を示します。また、前立腺癌細胞が増殖する経路を複数阻害することにより効果を発揮します。 通常、前立腺癌の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかんなどの痙攣性疾患、脳損傷や脳卒中などの既往がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回4カプセル(主成分として160mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、すぐに処方された1回分を服用してください。丸1日服用を忘れた場合は、忘れた分を服用せずに、翌日に処方された1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は直ちに医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- まれに、痙攣発作を起こすことがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作には注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、高血圧、便秘、疲労、食欲減退、体重減少、吐き気、ほてり、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- めまい、ふるえ、筋攣縮[痙攣発作]
- 鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 高温、高湿でカプセルが軟らかくなることがあります。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療期間に相談してください。
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医療担当者記入欄
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